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2010/2/7

Guitar Duo × Solo(磯端伸一×大友良英)  CD/DVD(Music)-Report

ギター・デュオ×ソロ(磯端伸一×大友良英)

実験的な演奏による緊張が「音」への集中をもたらし、心地よさを生むと同時に、

音の強弱、高さ、ハーモニー、音色、広がりなどが時間とともに変化する「音楽」を意識させられる。

それは、こすったり、叩いたり、弾いたり、引きずったり、落としたりする事で発するもの。

意図しようが偶然であろうが発した音は瞬間において存在する一方で、時間とともに消えていく事も確かだ。

何曲かで感じられるジャズ的要素が少しだけリラックスを与えてくれる。
生々しい録音も好きだ。

高柳昌行の弟子であった二人によるソロ、デュオ作品である事も興味深い。
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Guitar Duo × Solo
磯端伸一×大友良英

2005/8/4 明大前キッドアイラックホール 磯端伸一/大友良英
2008/7/23,2009/1/9 GRID605 大友良英


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2010/1/31

Stranger's Touch/浅川マキ  CD/DVD(Music)-Report

ストレンジャーズ・タッチ

「都会に雨が降る頃」という歌詞で始まる1曲目の重い存在感が好きだ。

張り詰めた緊張
静かで暗い日常
生々しい音
息づかい
感情

2010.01.17
合掌。
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Stranger's Touch/浅川マキ

浅川マキ(vo)、本多俊之(as,p,kb,p)、下山 淳(g)、奈良敏博(b)、池畑潤二(ds)、野島健太郎 (kb)、山下洋輔(p)、川端民夫(b)、近藤等則(tp)、トニー・メイデン(g)、アンドレ・フィッシャー(ds)、原田芳雄(語り)、山内テツ (b,g)、ボビー・ワトソン(b)、トリスタン・ホンシンガー(cello)

1990年

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2010/1/13

Anthony Braxton/12+1tet(Victoriaville)2007  CD/DVD(Music)-Report

色々な聴き方が出来る。そしてどの聴き方も楽しい(僕にとって)

構成に耳を澄ませる。
大編成でありながら和が重視され
即興演奏と作曲による演奏が調合され
何かを合図に場面が展開する。

音に耳を澄ませる。
あちらこちらで
多彩な音が散りばめられ
美しいハーモニーと
メカニカルなフレーズと
遊びのリズムが
冷静に奏でられていく。

楽器の宝庫でもあり、
超低音、低音、中音域、高音や
62分50秒から始まる循環呼吸始めとする奏法に
刺激を受ける。

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ANTHONY BRAXTON
12+1tet (Victoriaville) 2007

Composition No 361. . . . . . . . .70'43"

Taylor Ho Bynum: cornet, bugle, trompbone, trompettes basse et piccolo, coques, sourdines
Andrew Raffo Dewar: saxophones c-mélodie et soprano, clarinette
James Fei: saxophones alto et soprano, clarinette,clarinette basse
Mary Halvorson: guitare électrique
Steve Lehman: saxophones alto et sopranino
Nicole Mitchell: flûte, flûtes alto et basse, piccolo, voix
Jessica Pavone: alto, violon, basse électrique
Reut Regev: trombone, bugle à coulisse, cymbales, sourdines
Jay Rozen: tuba, euphonium, sourdines
Sara Schoenbeck: basson, suona
Aaron Siegel: percussion, vibraphone
Carl Testa: contrebasse, basse électrique, clarinette basse
Anthony Braxton: saxophones alto, soprano et sopranino, clarinette contrabasse
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2009/10/4

Morthana with Pride/Andrew d'Angelo  CD/DVD(Music)-Report

モータナ・ウィズ・プライド/アンドリュー・ディアンジェロ・トリオ

地下室の入口を開けると
凶暴な音が聴こえてきた
ここは過酷な場所だ。
もっと速く動かないと危険だ!

バリトンサックス、ギター、ノイズ、ドラムスが怒濤の如く疾走し、切り刻む。

彼らの意図とは無関係かもしれないが、僕の意識の中で、生活への欲求、体制への反逆、既成のものの崩壊、と結びつく。

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Andrew d'Angelo -- Alto Sax/Bass Clarinet/Baritone Sax
Anders Hana -- Electric Guitar/Effects
Morton J.Olsen -- Drum kit
Mike Pride -- Voice/Effects/Screaming/Drum kit

2004.11録音

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2009/9/19

SITUATION VACANT COLUMNS/CULPIS  CD/DVD(Music)-Report

秋の気だるい午後

今日遊びにいっていい?

いいよ。でもいつもの曲はもう飽きたから。

わかったよ、じゃあ、とにかく音のなるものを集めておいてね。楽器もガラクタもケーブルもエフェクタも、とにかくとびっきりたくさん。

えっ何するの?

楽しい事だよ、きっと。想像力を思いきり膨らませておいてね。



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音の鳴らし方を探したり
音の起動装置を押したり
音の塊を投げたりする。

ドローンが重なり
ドローンが厚みを増し
ドローンが暴れる


発音原理を芸術的に応用した、トランス的音表現が快感です。



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SITUATION VACANT COLUMNS
CULPIS (Myspace)
2002.11録音

MICHI NAGATA;electric guitar,pedals
DAIZO NISHIMURA;harmonium,junk
TAKUJI NAKA;reeds

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2009/9/3

Vorhernach(Axel Dörner/中村としまる)  CD/DVD(Music)-Report

息を吸う
息をはく
人間の基本的な営み
呼吸

トランペットは呼吸するの知ってたけど
電子音も呼吸するんだね?

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Vorhernach

Axel Dörner(アクセル・ドゥナー): trumpet
Toshimaru Nakamura(中村としまる): no-input mixing board

August 16, 2005
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2009/8/18

その前夜/集団疎開 Live at 八王子アローン  CD/DVD(Music)-Report

その前夜/集団疎開 Live at 八王子アローン(紙ジャケット仕様)

あはっは〜無茶苦茶やったっていいじゃん。

なはっは〜手をとり合っていつまでも踊ろうよ。

わはっは〜怖いかい?妖しいかい?でも遊んでみよう。

ぬはっは〜思いきり言いたいこと言って叫び泣けばいいじゃん。

あの時代の日本のフリージャズ、好きだ!

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梅津和時(A.Sax)、原田依幸(Piano,S.Sax)、菊池隆(Drums,Perc.)、森順治(A.Sax)
1976年12月24日録音・八王子アローン

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2009/8/13

The Moment's Energy/Evan Parker, Electro-Acoustic Ensemble  CD/DVD(Music)-Report

The Moment's Energy/Evan Parker, Electro-Acoustic Ensemble

Evan Parkerによる現代的な集団即興

緊張感が持続する無機的で硬質的でストイックなセッション。

短い音、パルス、長い音、ドローン。
単調な音、複雑な音、もつれた音。
アコースティック、エレクトロニクス、和楽器、西洋楽器のバランスが美しい。

音の物理的な存在位置は演奏者というオブジェクトと楽器というオブジェクトの関数によって決められているかのようだ。
そして各々の音は干渉し合い、あるいは独自の道程を進んだりしながら、その音空間を形成していく。

聴く度に新しい発見がある。

*笙の石川高さんも参加。

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Evan Parker soprano saxophone
Peter Evans trumpet, piccolo trumpet
Ko Ishikawa sho
Ned Rothenberg clarinet, bass clarinet, shakuhachi
Philipp Wachsmann violin, live electronics
Agusti Fernandez piano, prepared piano
Barry Guy double-bass
Paul Lytton percussion, live electronics
Lawrence Casserley signal processing instrument
Joel Ryan sample and signal processing
Walter Prati computer processing
Richard Barrett live electronics
Paul Obermayer live electronics
Marco Vecchi sound projection

Recorded November 2007
ECM 2066
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2009/7/19

Sato Yukie 1st solo album  CD/DVD(Music)-Report

Sato Yukie 1st solo album

僕が色々お世話になっている韓国ソウル在住の佐藤行衛さんの待望のソロアルバム。

実は即興演奏をする行衛さんしか聴いたことがなくて(すみません、色々されているのはもちろん知っているのだけど)、このCDは楽しみだったのだ!

韓国語によるシンプルなフォーク、ロック(日本語訳付)。

人生は日常の積み重ねだ。

ライブ感もあるから行衛さんがステージでギターかかえて歌い上げてる姿が見えてきそうになるのも良いね!

また韓国に遊びに行きたくなったなー

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タグ: 佐藤行衛

2009/7/12

Full Force/Art Ensemble of Chicago  CD/DVD(Music)-Report

Full Force Art Ensemble of Chicago

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何かの儀式が始まった

拡散していた意志は徐々に連携を強める

反復されるリズムに身体を悶絶させ

響き渡る音に神経は麻痺する

予想外にポップでメロウでキャッチーなメロディでひとときの寛ぎを得る

儀式はクライマックスに向かう

無茶苦茶なまでに高速に回転する音、音、リズム、リズム。踊ろうよ!踊ろうよ!

儀式は終焉に向かう。でもまだ何か遊び足らないねえ?

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2009/6/30

ライヴ・イン・東京/Weather Report  CD/DVD(Music)-Report

ライヴ・イン・東京(紙ジャケット仕様) / Weather Report

フリージャズの余韻が残る初期のウエザーリポートが好きだ。

ソロと非ソロというジョーザビヌルの言葉を聴いたことがある。相反する概念は(文字通り)反発しながらも、時として、融合や調和を生み出す事さえあるのではないか?


激しく電化されたキーボードが挑発的。ピアノも旋律/ハーモニー/リズムを奏でるだけでなく時には破壊や非秩序をもたらす。

サックスの圧倒的な存在感。音を伸ばしたり、鋭く切ったり、流暢に話してみたり、そして、曖昧でたどたどしく吹く事さえもが時間軸と振幅軸に効果的な変調を加える。

4ビートのウォーキングだけでも感動的なのに、あまりに美しいアルコと、それとは対称的な歪んだのこぎりのようなベースは狂気を感じさせる。

民族的で躍動するリズムのエモーション


ああ、この演奏に生で出会いたい。

(記録)
Weather Report Live In Tokyo
Wayne Shorter(ss,ts),Joe Zawinul(p,ep),Miroslav Vitous(b,eb),Eric Gravatt(ds),Dom Um Romao(per)
1972.1.13

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2009/5/31

Nipples/Peter Brotzmann Sextet & Quartet  CD/DVD(Music)-Report

Nipples Peter Brotzmann Sextet & Quartet

物質を構成している全ての要素が強い自己主張を繰り返す事でその物質はその本質を保っている。
物質は曲であり要素はミュージシャンである。

何が前衛を生み出しているのか?
社会への不満、反戦、自己の存在価値の探究、変革への期待と欲求。
40年前のメッセージはそのまま、現在のメッセージである。

圧倒的な疾走感、不調和、破壊的な連打、吹奏、摩擦。こんな音楽を演奏したいと切に願う。

しかし、メンバーが豪華ですね!

(以下、記録)
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Nipples
Peter Brotzmann Sextet & Quartet
1969年

Peter Brotzmann(ts),Evan Parker(ts),Derek Bailey(g),Fred Van Hove(p),Buschi Niebergall(b),Han Bennink(ds)

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2009/5/23

MOERE(SAYA、UENO TAKASHI、UMEDA TETSUYA、TAKAHASI IKURO)  CD/DVD(Music)-Report

MOERE(SAYA、UENO TAKASHI、UMEDA TETSUYA、TAKAHASI IKURO)

ドローンで単調な音を静かに聴いていると色々な情景が浮かんでくる

別れを迎えたカップル
義務的なセックスを終えたカップル
何もかも投げ出したい朝

人によってはポジティブな印象を持つかもしれない
休日の朝の至福なひととき
魅力的な異性との静かだが満たされるセックス

次回聴いた時はまた別の感想を持つだろう。

感想を書いた後録音場所について調べてみる。札幌のモエレ沼公園内のガラスのピラミッド内での演奏らしい。イサム・ノグチ。大地を彫刻する公園。

ジャケットが素敵過ぎます♪
裏面の青いのがCDです!

(閉じた様子)
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(CDを聴くとき(表面))
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(CDを聴くとき(裏面))
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2009/5/4

スピリチュアル・ネイチャー/富樫雅彦  CD/DVD(Music)-Report

スピリチュアル・ネイチャー/富樫雅彦

フリージャズだって美しい。

人間の肉体的行為が楽器という媒体を通して音に変換される。

神秘的な音、生命感のある音、その音はどんな感情を表しているのだろうか?
苦しみ、悲しみ、怒り、喜び、楽しみ。

内面や大地から沸き上がってくるリズムが反復され躍動する。

雅楽のような響きがスピリチュアルで心洗われる。

この音楽に出会えて幸せだ。

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2009/4/30

Dreams/大友良英&ニュー・ジャズ・アンサンブル  CD/DVD(Music)-Report

大友さんの演奏するユリイカは数多くのバージョンがあるけれど、どれもほぼ確実にリピートボタンを押すことになる。

美しいメロディの反復と、破滅、崩壊、狂気はいつもの通りだが、このバージョンは日本語歌詞のボーカルが加わり生活感がブレンドされる。

二人の個性的ボーカリストは道化師なのか?
いや、語弊があるかもしれない。
日常的な歌詞、シンプルな3拍子。
民族の営みのような素朴さと洗練された都会の孤独。

静かに耳を傾けてみよう。
美しい。

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(以下、記録)
菊地成孔(sax)
津上研太(sax)
大友良英(g)
水谷浩章(b)
芳垣安洋(ds,tp)
SACHIKO M(electronics)
益子樹(key)

GUEST VOCAL
PHEW(vo) 2-7
戸川純(vo) 1,6

2002年
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