2008/4/13 | 投稿者: マルセタロー

題名は「人生いろいろ」風に節回しをおつけ頂ければ
金星に関する備忘録です。

かなり以前の話ですが、スピリチュアル系の座談会(ってどんなんや・・・)に出たときに、何度か大将軍神社(正確には上京区にある大将軍八神社)の話が出ていました。そもそも大将軍神社といわれても、どのようなご祭神かピンと来なかった私は一体どういう神様なんだろうなぁ思って調べ始めたのがきっかけです。

大将軍八神社の縁起はと言いますと、もともとは平安遷都の折に王城鎮護を目的として、京都の四方に方位守護神として祭られたうちの一社とのこと。ちなみ勧請元は奈良の春日のようで、この辺も調べると結構面白そうですが、今回はちょっと省略します。

で、大将軍とは何ぞやといいますと、実は陰陽道でいう方位の吉凶を司どる八将神のひとつで、太白星=金星のことなんです。陰陽道ではこの神様のいる方位は万事凶とされ、数々の禁忌が発生します。この神様は金星の精が地上に降りたもので、金星は金気の象徴として、刃物などにつながる不吉な象徴と考えられたようです。

「ほほぉ〜金星だったのか」としばし感心していましたが、金星に関連しては色々と思い浮かぶことが出てきました。

@先代の管長が啓示を受けたことで知られる鞍馬も、ウィキペディアによると「魔王尊とは650万年前、金星から地球に降り立ったもので、その体は通常の人間とは異なる元素から成り、その年齢は16歳のまま、年をとることのない永遠の存在であるという」となっていますので、金星との関係が大アリです。

A陰陽道では不吉とのことですが、密教などではそうでもなくて、どちらかというと良いイメージです。弘法大師が虚空蔵求聞持法を修した時は、明星(金星)が口の中に飛び込んだという逸話があるぐらいです。

B「ダ・ヴィンチ・コード」の中に、金星に関する記述があったのを思い出したので探してみますと「原始の宗教は、自然の摂理の神聖さに基づいていました。女神ヴィーナスと金星は一体だった訳です。その女神は夜空にいて、いろいろな名で知られていました、ヴィーナス、東方の星、イシュタル、アシュタルテ、どれもが自然や母なる大地と結びついた、力強い女性の概念です」「五芒星の図形そのものも金星に由来するという事実だ。金星は8年周期で黄道上に五芒星を描くと知り、感銘を受けた。驚いたのはこの現象に気づいた古代人も同じらしく、それゆえ金星と五芒星は完璧さ、美しさ、そして性愛のもたらす循環の象徴となった」とあります。

Bはご近所の晴明神社の晴明桔梗紋(五芒星)とも符合しますし、興味が尽きないところです。いやー面白いですね、金星

2008/4/13 | 投稿者: マルセタロー

故・坂口尚氏の「あっかんべェ一休」を全巻読み直す。改めて坂口さんは天才だったなぁと感慨深い。この漫画との出逢いは月刊アフタヌーン(今もヒストリエとヴィンランド・サガ読んでます)に連載されていた時だが、その画力と内容に当時ワクワクしながら読んだ記憶がある。

私は基本的に和モノの話が好きだが、特に禅宗には心惹かれるものを感じる。この作品で描かれる一休禅師は世間の基準で言えば破戒僧の最たるものだが、しかしそれでいてその悟境には、無機質以外の何ともいえない妙味を感じさせる。

  釈迦という
  いたずら者が世にいでて
  多くの人を迷わするかな

これなどはその気高く自由な精神性と、それでいて遊び心が包含された傑作の一文ではないか思う。特に修行などしなくても、生活の中であきらめに似た小悟は何度か経験することがある。しかしその境地を常に維持できるほど、現実の生活は甘くない。透徹した悟境とそれを維持できる現実生活を調えることの難しさを日々感じさせる。

この作品で初めて坂口氏のことを知ったが、他の作品を読みたいと思って調べてみると、既にお亡くなりになっていて大変驚いた。ネットで調べてみるとやはり天才と言われた方であったようで、もともとはアニメーターとしても活躍されていたそうである。

特に第3巻(アフタヌーンKCデラックス版)の遊女もみじとの一連のやりとりは、坂口氏の創作エピソードだと思うが、この儚さの表現の仕方はまさしく天才的で、その画力と相まって胸にせまるものがある。この作品が遺作になってしまい、氏の新しい作品が読めないかと思うと残念でならない。ご冥福をお祈りいたします。





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