日本人に贈る聖書ものがたり

2006/2/3 | 投稿者: マルセタロー

最近、思うところあって聖書の通読をはじめていて、副読本として「日本人に贈る聖書ものがたり」第一巻を読了した。これは創世記のアブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフに焦点を当てたものとなっている。久しぶりに聖書を読んでみて(実に20年ぶり)、当時の時代背景や風俗といったものがなかなか理解しづらかったが、本書を読んでみて「なるほど」と納得できることが多かった。

著者の中川健一氏は「ハーベスト・タイム」というクリスチャン向けのTV番組を制作され、また司会を務めておられる方である。この本は聖書の解説書というよりは、聖書を元にした小説という形式をとっていて、ところどころ著者の創作と思われる逸話などが挿入されている。時にはそれが冗長に感じられるところもあるが、大筋においては聖書を理解するうえで非常に役立つものが多かった。

今回改めて聖書を読んでいて感じたのは、聖書(特に旧約)のエゲツなさだ。カインの殺人に始まり、男色、近親相姦、復讐や謀略等々、ありとあらゆる非道徳的な行為のオンパレードである。一方でそれらの非道徳をくぐり抜け、もしくは時には大きな間違いを犯しつつも、聖書の主人公達は信仰の道を全うしようと懸命な努力を続ける。そこに神の大いなる祝福の計画が意図されていることを本書では解き明かそうしている。題名に銘打たれているように、日本人の感覚ではなかなか理解しにくい聖書の世界を説き明かしてくれる良書だと思う。





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