平成18年3月19日平成の大合併で 笠間焼で有名な笠間市と栗が特産の岩間町と友部町が ひとつの笠間市になったのが始まりです。
鹿島さんや茨城県工業技術センターの協力を得「栗やの栗菓子」を開発し、それから 7年の月日がたっていました。次の栗菓子が創りたい。栗とおもしろい組み合わせはないかと考えてました。
次の始まりは、はたさんです。はたさんは栗を使ったレシピ募集に 実物を送ってくださいました。どの栗菓子も美味しい。

はたさんたちとはたさんの創った栗菓子。
その中の一つが、栗のチーズケーキです。
「チーズと栗?栗が負けちゃうよ」と思ったのですが、食べたらまずまず栗の風味があります。これは、美味しい。おもしろい。
どうしたら、栗の風味をもっと出せるか?
と、考えました。栗の風味は飛びやすい。焼くとき表面積を小さくすればよい。
そうだ。壺に入れて焼こう。笠間焼だ!栗型の壺に入れよう!
たべずらくてもいい。なるべく栗の風味を残したい。
知人の星さんに頼んでスペースニコ大島氏を紹介してもらい笠間焼のベース設計。

スペースニコ大島氏
「ひとつ200〜300円くらいでこのくらいの大きさの栗型の壺を創ってください。
1,000円以下で売れる栗菓子を作りたい。」

制作 仲田製陶さんと大島氏の打ち合わせ。
「ひとつひとつ ろくろでひいて作ります。
オーブンで焼くため 耐熱粘土を使います。
価格は、これくらいかかります。」
一つ一つ手作り、同じ製造の人間として ものの価値を安易に考えていて恥ずかしい。中身より容器の方が高くなりましたが、手作りの笠間焼のオリジナル容器の笠間焼も充分価値がある。
「ま、いいか。今度の栗菓子は ひとつ2,700円だ。」「小田喜商店社長のお遊びだな。」
さてさて2,700円の栗菓子。中身もそれなり価値が無ければ。
試行錯誤すること7回。多分どこにもないお菓子だと思います。
前回 お世話になった鹿島さんや茨城県工業技術センターや星さんやいろんな人に試食してもらい OK。
「焼き物無しの廉価版も作ろう。」と つっくたら駄目です。
焼き物を通して焼くと遠赤外線効果だかでよく焼ける。アルミカップでは味が違う。
とりあえず、笠間焼バージョンだけです。

試作品です。
ほぼ完成したので、保存試験を工業技術センターさんにお願いして。
要冷蔵で、1週間が適当。という報告を得。
パッケージデザインをして完成。
平成20年11月11日やっと販売です。
鹿島さん、はたさん、宇津野さん、星さん、大島さん、仲田さん、今井さん、佐野さん協力してくださった皆さん ほんとにありがとうございます。

完成品

パッケージデザイン。
原材料
栗(茨城県産) 37%
クリームチ−ズ 18%
生クリーム 18%
砂糖 17%
卵 6%
小麦粉 5%
予約販売
販売期間 2008年11月11日から (売り切れの時はご容赦下さい。)
保存温度 7℃以下 消費期限 製造日より7日
地方発送可(ヤマトクール宅急便・送料別途)
笠間焼に入ったいわまの栗菓子 1器 2,700円

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