バンコクに住んで日常、目にしたり体験したこの国の音楽事情/情報の覚え書きです。
ルークトゥンからT-Popsまで幅広く。
但し、守備範囲は私個人の好みに合わせますので、アシカラズ。
2006/3/30
この写真、どこぞの田舎を走っているバスではアリマセン。クルンテープのしかも結構そのど真ん中辺りを走っているバスです。昔(3年ほど前)コレ何処まで乗っても5バーツだったモノ。今はなんと8バーツにも値上がりしちゃいまして。。たった3バーツ(10円に満たない。。)の値上がりと言う無かれ、これノン・エアコンですからね。。くそ暑いです。運転、非常に乱暴です。危険です。それで8バーツは高い!です。
でも、今日嬉しい事がありました。よく、タクシーの中でルークトゥンがそのカー・ラジヲから流れて、ガツーンとなった話を書きましたが、今日はこのバスの中でルークトゥンが掛かりました。それもメンポーの『ヌー・ヤーク・ドーン・ウン 』ですよ。コレが掛かった時、乗客全員嬉しそうに一斉に踊り出した!ナーンてことはアリマセン。が、少なくとも私は踊り出しそうになった!言って置きますが、タクシーの中でルークトゥンが流れるより、こういったバスの中での方がそのインパクトはデカイです。
これがもし、田舎道を走っていたらどうだったでしょう、そりゃもうゲロ出るでしょう。。いや、失礼。汚い話で。。昔、コラートへ行った時ですが、街の中心に在るスナリー像の前を通り過ぎたバスが、郊外に入った辺りで、いきなりエンコしまして。次のバスが来るまでそのまま待つという事に。。待つ事20分くらいでしたか、その間、そのバスの運転手がサービスのつもりか、ただ自分が聞きたくなったのか、当時流行っていた、デーン・チッタゴンの『ボーク・アーイ・ダイ・ボ』だったかをいきなり大音量で掛けて、そりゃ凄かった。まるで「これ聞けないヤツはココから出て行け!」と言われているようだった。。もちろん脳髄まで痺れまた口でしたが。。
更に今度はクルンテープで。。今度は市バスの73番だったか。。夕方で薄暗くなった頃に、雨がシトシト降って来て、乗ったバスには勤め帰りの乗客で座るところが無いくらいの乗車率。ナンとも勤め帰りの仕事の疲れが車内に充満しているような。。その時に掛かったのがゴット・ジャカパンの『ローングターオ・ナー・ホーン』。コレその時に皆どんな気持ちで聞いていたのか、気になって仕方が無かったです。サラー・クンヌウットの作のドロ〜ンと重い曲が更に重さを増して頭にのめり込んできた瞬間でした。
市バスでルークトゥンが掛かる事はどちらかと言うと少ないかもしれないですが、いざかかった時は、そりゃ家で一人で聞いているような時とは天と地程の差があるので、皆さんタイへこられた時には是非、バスに乗りましょう。何処まで乗っても料金が一緒のヤツが良いですね。ノン・エアコンですが。。。

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2006/3/8
毎日、そんなに早く起きる事も無いのですが、アラームのセットより1時間ほど早く目が覚めてしまい、2度寝を試みるも再び寝に入れず、それではとラジオのスイッチを入れました。チューニングはいつもの95.0MhzのルークトゥンFM。。。(という訳で今日は写真がナイ。)
ピッピッピッと音がして、タイ国歌が流れようとしています。朝の8時。
〜チャチャチャーン、チャチャチャーチャチャチャチャ〜ンと。。。
そして、凄く古そうな歌が流れ始めました。まだ、ルークトゥンとは言えなそうな位古そうな女の人の歌です。中国歌謡の古いやつみたいな感じのうたですが、歌詞は勿論タイ語。しかし、こんなのもそんなに違和感無く聞き惚れるくらいに耳に入ってきます。
さぁ、それからです。ポンサック・ソーンセーンが掛かり、ケァーテリーヤ・マラシーが掛かり、ダムロン・ウォントン、パメラーと掛かり、そしてR・Saimからの新人、ヴィウ『サーオノーラ。。』と何というか華々しい感じです。DJの男の人のタイ語がこれまた綺麗で聞き取り易く、且つフレンドリーな響きで嬉しいです。
ほんと、こういう風にラジオだけで生活したいと、思った次第です。こんなBlogやっているから、そりゃCD買って情報集めたりしないとならないんでやってますけど。。。
次に何が掛かるか判らなくて、掛かった瞬間にああ、この人ねとなる瞬間が堪らないと。。。いう事で。。

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2006/1/26
何時だったかのオリンピックでメダルを取ったボクサーのソムラックが興した店です。
ムーガタという料理ご存知でしょうか?タイ語での説明は“ムー・ヤン・ガウリー”、韓国焼肉となるんですが、タイスキが日本のすき焼きをルーツとしていても、大分、進化したというかタイ化していったようにコレもタイ化したもので。。料金システムが食べ放題89Bくらいの店が一般的かな。。以前はよく行ったんですが、まぁ、飽きて来てたんでしょう半年以上行ってませんでした。日本からの知り合い(?いや当Blogでコメントを残してくれている彼ですが。。)と飯でもという事で久し振りに行って来ました。意外にもその彼氏、初ムーガタという事みたいでココに誘った価値がありました。
どのムーガタ屋もそうだと言うのでは無いですが、家の近くにあるこの店はバンドが入っていて“生バンド演奏!”というのが売りのひとつなんでしょう。もちろんアマ・バンドですが。バンドと言っても、カラオケにギターが1,2台、そして女性ヴォーカルというのが一般的なのかな。もちろん、客からのリクエストにも応えてくれます。ポップスを中心にロック、英語曲、そしてルークトゥンまでやります。どの位のレベルのバンド、歌手がやっているのかと言えば。。下手だと言えば、そうだし。プロと変らないジャンと言えば、そうとも言えます。まぁ、手軽なこういう店に来て、とやかく言う方がオカシイ。アマとは言っても、私はそれなりの敬意をはらって見ています。
この国では例えばグラミーと契約している!という事はデカイ事ですが、ミュージシャンの在り方そのものはそんなに違わない場合もタタあると思います。多くの場合、ココの彼らはプロでは無いですから、自分たちのCDアルバムはもって無いでしょう。だから歌う曲は全て他人(プロ歌手)の歌ばかりです。客が知らない曲を演奏し歌ったところで仕事になりません。だからヒット曲オン・パレード。こういうあり方をアーティスト性の欠如とかいう輩もいるでしょうが、この国ではプロの歌手でもコレをやります。プロの最高峰!バード・トンチャイでさえインパクト・アリナーで外しませんから。この国ではそんなに神経質になるなよという話ですね。
で、彼らの歌、演奏から本当に!現在ヒット中の歌は何かという事を知るにはこの上ないモノでもあります。街中で耳にするヒット中の曲と言ってもいろんなパターンがありますが、たとえば公共放送のFMなんかで耳にするのは多分にレコード会社の後ろ立てというの無視できませんから、こういう所での選曲には信頼性が出て来るというものです。今日は2バンド出てきて、それぞれ1時間チョット、30分くらいのインターバルをとってやりました。2バンドとも女性ヴォーカルと歌もやるギタリストというユニット。それぞれがやった曲・・重複するのもありましが、この重複曲というのはそれだけヒットしているという証になる訳ですね。で、重複曲。。エンドルフィンの『ムア・カオ・マー。。チャン・チャ・パイ』と次の曲『ナム・テム・ゲーヲ』それとパナッダーの『コン・レーヲ・ティー・ラック・ター』。この3曲はホント強い。ウン、ウン。
うーん、食べすぎでお腹が苦しい。。。食べ放題はいつもコレだからね。

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