バンコクに住んで日常、目にしたり体験したこの国の音楽事情/情報の覚え書きです。
ルークトゥンからT-Popsまで幅広く。
但し、守備範囲は私個人の好みに合わせますので、アシカラズ。
2006/1/2
"Miss Dynamite"というニック・ネームを持った歌手が昔居ましたが、小柄なのに、当時の言葉で言うと“パンチが効いている歌を聞かせる”というのであったかと思い出しますが、このJiewはまさにそれ。アルバム『Together』だと少し判りづらいかもしれませんが、Liveだと出す所になると、非常に声量にモノ言わせて迫力のある歌唱を魅せてくれます。『タムマイ』でいうと。。歌いだしから暫く静かに歌いますよね、それが“ギーアト トア エーン チンチン〜〜”からのメロディーが大きく展開する部分に於けるJiewの歌唱が熱を持ちます。それまで静かに歌っているものですから、余計目立つことに。。
ジャムプ・ナンバーの『トック・ロング・マイ』になると、Jiewの迫力あるヴォーカルは更に上り詰めます。これも録音されたモノよりもLiveでの歌唱の方が凄みを増してますネ。まさにミス・ダイナマイト!!です。
Jiewって、ほんとに小柄なんです。身長はどの位だろうか?150あるかないか?Niewもそんなに背は高くないんですが、隣のJiewと並んでいると大きく見えてるだけのことなんですネ。Niewでどの位だろうか。。156?位か。。で、Jiewは肉も付いていないです。細いです。なのに、あの歌唱ですから、これはチョット脅威的な感じですね。更に歌っている時のJiewを見ていると、小柄だという事を忘れてしまします。それ位、迫力が。。
そもそも、Jiewの方はバラードを得意としていて、アップ・ナムバーはNiewの方が好きだった見たいなんですね。この話は、あるインタビュー記事の中での質問に答えて。。「2人は10代のはじめの頃からソング・コンテストの常連で、いつも顔を合わせるので知り合ったんですが、それぞれ違うタイプの歌を歌っていたんで、競合する事は無かったです。私がスローな曲で、Niewはダンス・ナムバーが多かったです。。」とJiewが答えています。2人とも、何回かはコンテストに優勝した事はあったようですが、感じとして当時はNiewの方が優秀だった見たいですね。Jiewが最初に応募したコンテストは「1991年に"Siam Kolakarn Music Foundation Singing Contest"で、これは翌年の1992年にタタ ヤングが出て優勝した事で知られていますが、私の時は50番以内に残っただけで終わってしまいました。」現在は歌唱力はJiewの方が優れているという事からすると、ここ数年のうちにJiewの歌唱力は格段と良くなったのかも知れません。
そんなLiveでの姿は当然ながら、こちらタイに居ないと見る事が出来ない訳ですが、タイ人ファンによる『NJ Fun Club』のサイト内に小さな営業Liveの時の動画が置かれている場所のリンクが貼ってあります。最初に1回Registerを済ませれば何回でも訪れる事が出来ますので、興味のある方は是非。。しかも、ある一定の時間が過ぎるとファイル・サイズの大きな動画ファイルですから、削除されるようです。どうしても見たいというなら今すぐにでもパイ!!!これは所謂マニア心をくすぐりますよね。
NJとしてはNiewの『コン・ジャウ・ナムター』のヒットでスタートを切ったのですが、現在のプロモーションはJiewの歌う『タンマイ』に移っています。これが何処までヒットを伸ばすか?未だ『ナムター』を超えては居ないですが。。。注目ですね。
尚、第3弾目のプロモーションはCDの7曲目に入っている『プロッ・シャン・マイ・プローム』で決まっているようです。今度は2人で歌った曲です。これも、市場がどんな受け入れを見せるか興味大です。と、今回は以上で。。。

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