先日 当社の社員二人と物件の工場を見てきました。
物件の業務課長さんからきつく注意されたことがあります。
それは、この工場から撤退することを社員は知らないので、
見学していても、社員に話しかけたり、その様な事は口に
しないでほしいと言うのです。
えっ!じゃぁ、社員さんはどうなるの?
全員が移転先に転勤するわけもない。
移転までマル1年。ここの社員さんはどうなるの?
解雇?驚いた、でかい会社のすることはよくわからん。
その後で業務課長さんが私に聞いた。
「どうして近くの工場を探しているのですか?」
私は答える
「今の社員さんが大事だから、社員、パート、内職、運送屋の運転手
電気工事屋のにいちゃん、みんな我が社の一員だから。」
業務課長さんは、ただうなずいた。
当社の社員と工場内を見学させてもらった。
2階の会議室、応接間などは新品そのもの、一部の部屋と1階の現場はそれなりだ。
問題点を社員が指摘した。
1.コンクリートの土間が薄い。
2.エレベーターが使いにくい。
3.キュービクル(受電設備)が社屋内にあり、場所が無駄である。
4.ホイスト(クレーン)が無く、また天井の配管類をやり直し。
結論的に致命的な問題はなく、改造工事を入れれば使えそうである。
改めて、工事時の設計図、構造計算書、配電図などをお借りしたいと
申し出て、その物件の工場を後にした。
社員と帰路、喫茶店により先ほどの工場が当社にふさわしいか話しを
聞いた。何時建つかわからない工場を待っているより、現実的であるし
準備、設計、細かな設備など考える手間を考慮すれば、空き工場の方が
手っ取り早いかもと言う結論になった。私も同感だ。
後日、先方から依頼していた図面が準備できたと連絡があったので、
パースを描いてくださった同友会仲間の設計士さんに同行をお願いして、
図面類をお借りした。工場の現価値を試算するためだ。
電気配線図面が無かったので、後日、普段お世話になっている電気工事
会社の社長と電気図面をお借りするために、再度物件工場にお邪魔した。

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