ようやく、DVDで「ハウルの動く城」を観た。
本当はもちろん映画館で観たかったし、観るべきなのだが、上映期間中、どうしても日本に行けなかったので、やむなく、今。
というか、ハウルの日本での上映期間、「千と千尋」に比べて、やけに短くなかった?そんなに集客が悪かったのだろうか?
いや、キムタク、良いじゃないですかっ!
ウェブではさんざんに書かれていたんだよな、彼。
もうそろそろブログとか掲示板で作品や作家、役者の悪口を書くのは止めようよ、みんな。云いたい文句があるなら、直接本人に届く方法でやれ!と息巻いていたら、ウチの奥さまが「あのね、そういう仕事でしょ、なんだかんだ書かれてしまうことも含めて仕事でしょ」という正論を‥
今回のKOUSKYVのお客さまアンケート(感想文)を今日から読み始めている。
20代の頃、観客の感想文はあまり読んでいなかった。
30代を越したあたりから、ずいぶん丁寧に読むようになり、一昨年は上演のたびに分析しながら読んで、面白い感想は、次のステージのMCネタにまで使った。お客さまの反応に触れるのがものすごく楽しかった。
しかし、今年はあえて読まずに上演期間を全うしよう、と決めていた。
何となく恐かったし、読むとどうしても影響を受けてしまうからだ。
恐い、というのは何を書かれるかわからない恐さ、ではなく、何となく云われそうなことが想像できる、という恐さ。
今回の作品、特に公演全体を「桜の園」でフレーミングする、というアイディアは、当初から作り手として進むべき方向がかなり明確で、内容も含めて、誰かの意見で変えることができない、あるいは変えづらいモノだった。そして、それがうまくお客さまに伝わらない事態が生じても、しようがないのだ、でもやるのだ、とあらかじめ考えていた。
「何だかよくわからないが、見慣れないヘンテコな美しいモノを見たような気が‥うーん、また来年もあるなら来ようかなぁ」とチラッと思っていただければ、もの凄く嬉しい、というのが自分の到達目標だった。
ヒドイ作品のあとでひょろりとマシに見える、という場合もあるにはあるが、やはり芝居は本来、絶対評価の世界だ。プラハに戻って、落ち着いたところで、お客さまの反応に触れてみたいと思っていた。
一日、一公演分ずつ、ゆっくりとアンケートを読む‥

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