先日、ランチに入ったファミレスで自分の母親よりもたぶんかなり高齢と思えるおばさま、いやおばあさま?なんだけれど、ばりばりのキャリアウーマンぽい身なり。びしっとスーツを着て、けばい化粧をして。後ろから見たら思わず声をかける男性も無きにしも非ず、なのかもしれないって感じの人。
たまたま、アタシの座った席から顔をひょいとあげればその人の正面から観察できる場所にいた。
普通だったら、アタシの親よりも高齢に見えるお年頃の女性の方だったら、小うるさくいろいろと「注意をする」側の人間なんでは?って思うんだけれど、彼女は違ってましたね。
すっごい大きな声で、席に座ったまま携帯で何度も電話をしているの。
さすがに、呼び出し音はマナーモードだったみたいで聞こえなかったけれど、彼女の声そのものがかなり騒音だったわよ。
かなりのお年だから、もしかしたら耳がちょっと遠くなっていたのかもしれない。耳の遠い人は大きな声だすもんね。
でも、だったら尚のこと。席を外して電話をすべきよ。
身なりだけ見ていたら、もしかしたらお若い?って感じなのに母親よりも高齢だって思ったのはそのでっかい声から判断したんだから、身なりで誤魔化せてもかくしようがない年寄りのお声だったの。
確かに「えらいわぁ。そのお年で・・・」とは思いましたよ。自分の両親はFAXなんかが普及し始めた辺りから近代の機器から遠ざかっていった人種ですから(笑)「機械は苦手」と思い込んで近寄らないようにしている人達なの。だから、ビデオだとかCDラジカセ辺りをやっと使っているって感じ?なので、持たせていたら結構便利なはず(いろんなお世話をしていて外出ばっかりしている)の携帯電話も母親は頭から拒否しているくらいなんですからr(^^;)
でも、若者よろしく現代の利器を使うのならば、その年代の人が持っていて当然のマナーまで「ばか者」の真似する事はないと思うんだけれどね。
まったくもう。
まあ、こんなに偉そうなことかいていても本当に簡単なやり取りだけだったら、ファミレスくらいだったら私も席を立たずに応答したことがないとは言えませんが・・・r(^^;)でも、小さい小さい声でとっても遠慮して電話に出たよ。そのときは・・・。
でも、こういうことの積み重ねが、マナーがちょっと悪くなったのを「普通」のスタンダードへとどんどん低下させていっているのかもしれないね。
木曜日だか金曜日だったかに、金沢市内が「学校公開週間」でどこかの小学校の校長先生がラジオでインタビューを受けたのが流れていました。
その中のお話に、やはり参観に訪れる保護者のマナーの低下・劣化のことにもふれていました。参観が始まっているのにいつまでも廊下でぺちゃくちゃ大声で話をしている、自分のこどもだけ写真やビデオを取り捲る・・・
ファミレスで大声で携帯電話をしていたご婦人が育てられた子供たちが今親となって、自分のこどもの授業参観に行って、マナーの悪さの見本を示している。そんな親に育てられている今の子供たちは、その最大限を学び、身につけたとしても悲しい・恐ろしいマナー知らずのこどもになってしまうと思いませんか?
10のものを与え、授けたつもりでも、次世代では10きっちりと伝わることは稀でしょう。何割か減って伝わったものをまた、次世代に送り、伝えるものはどんどん目減りしていってしまっている。
その結果が、いまのおかしな世の中に繋がって居るのではないでしょうか?

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