久しぶりに会うおばあちゃんはめっちゃ元気になってて、私はとにかく嬉しくなった。
自分の足で立って、笑顔で手をふり、出迎えてくれていた。
知らないうちに健康になってたんだ!良かったなぁ〜!って思った。
それから近所のデパートに買い物に行った。
小学校くらいまでは、春休み、夏休み、冬休みには、兄弟でよく泊まりに行っていて、目の前にある商店では、お菓子や果物を買って貰い、少し離れたダイエーに連れて行って貰えた時には、その中のサンリオで新しい文房具やシール、キーホルダーなどを買って貰ってたっけ。
大人になった今でも、買い物に連れて行って貰えるとなればやっぱ嬉しくて、何を買おうかウキウキしてしまった。
じいちゃんばあちゃんは早起きだから、今みたいなこんな朝の早い時間帯からでも全然起きていて、泊まりに行ってる私達の為にご飯の準備とかお餅を作ったり焼いたりしてくれていたなぁ。私達は寝てるけどおいしい匂いが狭い部屋を包んでいて、あれは本当にあったかい幸せな空間だった。二度とない時間だったんだなぁ…。
おばあちゃんちでよく食べていた小さく刻まれた油モチ、また食べたいなぁ。
おばあちゃんが元気になってくれてたのは夢だった。
目が覚めて悲しくなった。

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