昨日は須坂の農家のお母さんを講師に、近所のみんなで郷土料理の「やしょうま」作り。

「やしょうま」って知ってます?私は長野に来て初めて知りました。色のついた餅の様な棒状のものを3月になるとスーパーで見かけるのです。が、甘いのか普通の餅なのか、棒状の餅を太巻きみたく齧りついて食べるのだろうか?と、正体不明って感じで、手を出した事がなかったのです。
「やしょうま」は、3月15日の涅槃会に作って仏様にお供えして食べるようです。米粉を熱湯で練って、蒸して、捏ねて、色粉(練り胡麻や紫芋パウダー、抹茶などを使う)で色をつけて、いろいろな柄に組んで細く延ばして、金太郎飴のように切ります。

昨日は、どうせ作るなら難しいのを!と、女の子(ちびまる子ちゃん?)と、桜の木の2種を作りました。教えられる通りに色を混ぜて延ばし、形を整えて、組み立てていくのに、みんなでてんやわんやの大騒ぎ。ずいぶんと気の強そうなちびまる子ちゃんと、泣き顔のまる子ちゃんができあがりました。なかなか楽しかったです。
さて、今回「やしょうま」を作ってみて、実家の方の団子に思い当たりました。
敦賀では、3月20日前後に、お寺さんで「だんごまき」があり、これがカラフルな棒状の餅を切った円盤状のだんご。お寺の本堂で、お坊さんが撒くのを競うようにしてかき集めて拾うのです。(いやホントにバトルだったワ)このだんごを食べると賢くなると言って、毎年楽しみにしてました。ちょっと焼いて、善哉に入れて食べると美味しいんだ。
実家の方のだんごは凝った柄も入ってないけど、形状といい、時期といい、「やしょうま」と同じ由縁でしょうね。面白いです。

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