5月10日〜13日まで、須坂社協と高山村社協による、岩手県大槌町ボランティアバスツアーに行ってきました。
バスツアーと言っても、マイクロバスに15人だったので、結構満員。片道10時間のバスの旅はお尻や腰が痛くなります。(ああ中型バスが羨ましかったなあ)
ありがたいことに、ボランティアメンバーの中に、自動車学校や赤帽の方がいらしたので、プロが交代で運転してくださいました。作業の帰りや岩手からの帰りの車中は、飴にチョコや煎餅に笹団子などが飛び交い、トイレ休憩で道の駅やSAで停まるごとにお土産を買う、楽しいバスの旅でした。

幸いお天気に恵まれ、11日と12日の両日、大槌町の桜木町ボランティアセンターで、Aさん宅のお手伝い。雨が降るとボランティア作業がお休みとなるため、「よ〜し!」なんて行ってると肩すかしを喰うのでご注意を! (写真は、作業後ボランティアセンターで長靴を洗ってるところです)
桜木町は海から少し距離はあるのですが、目の前が川で、1階の軒くらいまで津波が押し寄せました。
なので家は建ってるのですが、中はぐちゃぐちゃだったそうです。
お手伝いしたのは、津波の泥を被った台所用品や食器、漆器の洗浄、庭で泥を被った植木鉢の洗浄、1階座敷の床板の洗浄と、床下と敷地の泥だし。津波の泥は、悪臭がひどく、不衛生なので、泥を片付けないと元通りの生活に戻れません。15人×2日間、のべ30人がかりでお手伝いさせてもらっても、Aさん宅の片付けの一部に過ぎません。まだまだです。
とはいえ、この2日間で、近辺にも他のボランティアグループが入って、片付けが進んだことを実感しました。
宿泊した釜石市、作業した大槌町など、テレビなどで見る瓦礫だらけで、ほんと何もない地域もあります。
そんな中に土建業者さんや自衛隊などが、重機とトラックで瓦礫を片付けている姿も見られました。
山田町では、瓦礫の山を分別して、木質チップに加工した山、木質の山、金属の山、車をプレスしてスクラップの山を見ました。
少しずつ少しずつ進んでいくのでしょう。
今回、社協で釜石市のホテルを手配してくださり、(宿代は個人負担なので懐にはキビシかったですが)おかげで18才〜70才の参加者一同、食事付き風呂付きで、体力的に無理のないボランティア作業をさせて頂きました。年代を超えて、毎晩反省会で真剣に話をして、いい経験をさせてもらいました。
ホテルには、同じようなボランティアの他、仮設住宅の建設関係者の方が満杯。沿岸部には営業してる宿が少ないため、建築関係や自衛隊など内陸から復興通勤するため、朝夕の渋滞が結構ありました。GWは大変だったでしょうね。
残念ながら、釜石のはずれから大槌町南部はお店がホントに何も無い状態で、唯一ローソンが最近再開しました。
釜石市は、世界最深の防波堤のおかげでしょうか、駅周辺より奥は津波が来なかったようで、スーパーマイヤが健在。しっかりお土産に戸田久の冷麺など買いました。(須坂に帰ってスーパーに寄ったら、同じ冷麺があったので大爆笑でしたが‥‥)
マイヤのそばに中村屋の海宝漬の幟を見つけ、しっかりパパへのお土産に買ってきました。美味しかったです。
1日も早く、観光ができるくらいに復活しますように。

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