娘の吹奏楽大会で群馬ベイシア文化ホール(岡田新一設計)に行きました

ついでに建物探訪+白井晟一展に行きました、あくまでついでに

群馬音楽センター(アントニン・レーモンド設計)

三角のRC屋根の谷の部分がナチュラルに横トイになり斜めの壁の三角
の谷が縦トイの役割を果たし、その終着点は砂利で地面にしみ込む様
になっていて、有機的な臭いが至る所にしました。
そして群馬県立近代美術館(磯崎新設計)

ビックスケールの美術館でランドスケープの意識を感じました
しかし!そこでまたまたよく引っ掛る白井晟一、精神と空間展を見ました

そこに原爆堂(計画案)実施は丹下健三、の模型がありました
池の前にはゆるいカーブを描く低い本館と水面の上にそびえ建つ
四角い塔、その前には段差のある丸い円形の庭?台形の水辺
は全体の配置をコントロールしていました。絶妙のバランス!
「これはイイ」今まで絵とパースしか見なかったので全体図は
イメージ出来ませんでした、静寂なランドスケープで抜群の
プロポーション、悲惨で残虐、廃墟から平和に向けて信念の理性
を回復する等イデオロギー(主義)の表現が必要な所を、「観念
や典型の偏執から自由になること」を課して表現したと言っている
ああ、そうかもしれない、その辺の事を卓越した上でこの詩的な
神が舞い降りた様な造形にたどりついたのかと感心しきりでした。

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