松崎 が、5月17日付で東京地方裁判所へ自己破産を申請し倒産
ここは、祖父の代からの付き合いがあった。
昭和時代には、こことの取り引きが、ウチの売り上げの何割かを占めていた。
今回の倒産で、直接どうこういううこともないが、取り引きのある下請けで
連鎖倒産するところも、あると思う、そうなると少し痛い。
昭和の頃は、羽振りが良い会社で、浅草橋の大通りに、大きなビルを3棟も
持っていて、商談する部屋には行列が出来ていたんだけどなー
数年前から、工場や倉庫 本社ビルも手放していたので、どうしたんだろうと思っていたが、、、
製造を、日本から移して、下請けに仕事を出さなくなった、時点で私は、やばいと思った。
物を作らない、会社は、もろい。
(株)松崎(資本金9900万円、台東区浅草橋2-16-8、代表赤根克洋氏、従業員78名)は、5月17日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日付で破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は高井章光弁護士(東京都千代田区有楽町1-5-1、電話03-3519-7800)。破産管財人は澤野正明弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、03-6212-5500)。
当社は、1889年(明治22年)5月創業、1929年(昭和4年)5月に法人改組した老舗のカバンメーカー。64年には製造部門を担う松崎生産(株)を設立、78年には配送センター(新小岩)を開設し、海外・国内旅行用スーツケースを主体に、ビジネスバッグ、ハンドバッグ、学生カバンなど幅広く手がけるほか、「マルエムマツザキ」としてテレビ番組のスポンサーにもなるなど知名度も高め、92年5月期には年売上高約250億円をあげていた。
その後、99年には原宿、青山に小売り直営店舗をオープンしたものの、2000年から2001年にかけて販売先であったそごうグループ、マイカルグループが相次いで経営破たんする事態が発生。2002年には松崎生産の千葉工場を閉鎖していた。
近年は競合の激化などから2006年5月期の年売上高は約74億9700万円に低迷。資産の売却などリストラを進めたが奏功せず、2006年9 月にはジャスダック上場のヤマノホールディングス傘下の堀田丸正(株)(東証2部)がスポンサーとなることで基本合意書を締結、2007年9月に同社の 100%子会社となった。さらに2008年11月には、大証ヘラクレス上場の(株)トライアイズが当社の全株式を取得、同社の連結子会社となり、再び立て直しに取り組んできた。
しかし、その後も経営環境は好転せず、2009年11月期(決算期変更)の年売上高は約32億2500万円にダウンし、約2億5600万円の最終赤字を計上。こうした状況を受けて、不採算取引先からの撤退など販売ネットワークの見直しを中心とした経営改善に取り組んできたものの、業績の改善や債務超過の解消が望めない状態で資金繰りの悪化に歯止めがかからず、親会社の(株)トライアイズはこれ以上の資金支援は不可能と判断。今回の措置となった。
負債は2010年2月末時点で約12億5000万円。