相変わらず、暑い。
川に「砂金取りに行こう」と子供を誘うが、湯の奥金山の
砂金コーナーで満足したらしい。どうも乗る気じゃない。
息子よ、それでいいのか?
確かに川では全く取れないわけだから、いたしかたないか?
湯の奥金山では、たまたま居合わせたその筋の方に貴重な
ナゲット(500円コイン大の大きさの砂金)を見せて頂いた。
山梨で取れたものだという。私の方が刺激され、砂鉄も
1瓶とれたので、ゴールドパンの砂鉄シフトの磁石を取り、
ちゃんと砂金を狙うことにしてみた。
さっそく一人で山梨に出かけてみることにした。
(父ちゃんがはまったともいう。)
場所は、GMAPで見つけた、真木温泉の横の河原。
なんかこの石畳の隙間が良さそう。
真木は真金がなまったという説もある。
地質図の筋もいい。しかも、金山があった浅利川の隣。
現地に行くと予想を超え隙間が大きい。40cmほど掘ったが
底が見えない。あきらめ草引きに切り替えたが、雲母が大量
にあり、パン終盤になっても必ず紛れるのでストレスがたま
る。浅利川からひと山違うだけで、こうも岩石の状態は違う
ものか?2時間掘り、成果がないので諦めた。こんな石も
ポロポロしているので、掘る人が掘ればきっとでるのだろう。
次にリベンジということで浅利川に向かった。
ココは盤が多く探しやすいのだが、一向に出ない。
岩叩き、草引きと一通りやってみる。効果なし。再度、
大石の下の岩盤を探る。ようやく小さい0.7mm程度の
砂金がでた。
前回三角ホーを改造した砂貯部分が外れ、エポキシで付け
直し、今回初めて本格導入したため、ちゃんと掘れたか確認
のため、その掘り後をしばらくしてから水中眼鏡で観察して
みた。意外ときれいに掘れている。しかし、15分も立って
いないのに、既に溜まっているものがみえる。全て鉛玉だ!
これは面白い!
川に垂直に筋になって波立っているような盤の切目も
覗いてみた。やはり、鉛だけが溜まっている所がある。
釣具屋で買ったあわびおこし用のヘラで掘り返すと、
茶色い煙が出る。その下も盤の場所だと、いわば天然の
パンニングになっている。メガネ堀りという掘り方が
あるそうだが、彼らはこんな所を重点的に見て探して
いるのではないだろうか?
初めてのメガネ堀り?の記念に見つけたナゲットを撮って
きた。(金だったら、ウハウハなんだけど。)
確かに川の内側の砂地を頑張って掘るより効率が良さそうだ。
その筋の方も「川の内側というより、流れが弱い盤のところ」
とおっしゃていた。盤に落ち込みがあると、重い鉛や金は
出られないのだろう。(砂地だとひたすら沈んでいく。)
しかしこの探し方は、さらにいろいろと設備が必要なようだ。
・長靴では物足りない。少しの深みで水が入ってしまう。
靴、服一体の魚釣り用のウェーダーが必要。
これは安くても
6−7000円するのでかなり高い。
→アマゾンだと安いのあるね。
いっそ、ウェットスーツの方が安いか?
・水中メガネでは、覗くのが大変。
お尻が冷たいので、外してみていると、すぐにメガネの中まで
水が入ってしまう。やはり、たこめがねが必要でしょう。
上州屋で1000円で売っていたので、見つけた時にも悩んだ
のだが、やはり今度行った時にでも買ってこよう。
・その手の場所は、泡が立っているので見やすくするには、
上流の水を止める必要がある。今回足で止めたが、うまく流れ
よけの障害物を作れれば楽かもしれない。

・今回導入の新兵器
成果は少なかったが、いろいろと課題が見えてきた。
帰り際に地元の方に「とれたかい?」と声かけられ、
「さっぱり」と応えたところ、
「そうかい?でも結構よく取りに来ているようだよ。」
と言われた。そういえばこんなものまで落ちていた。
砂金掘り道具だろうか?
(入口の電柱に立てかけておきましたのでお心あたりの方は
ドーゾ)ここはすでに掘りつくされた後なのだろうか?
川があっても、車を止め降りられる場所というのは限られる。
関東だと「人がはいっていない」というのもいい場所の条件の
一つなのかもしれない。次はロープとなわはしごが必要か???
設備を揃えだすと、キリがない。広い荒川の中流域で、
お気軽に探すのが、子連れにはちょうどいいのかもしれない。