受信用のダイアモンドのGP、CP−6がイマイチなので、
WPXに合わせ、長いミニマルチのV4XHに変えた。
おそらくは、理想的な環境にあげればほぼ無調整で上
がるのだろう。しかし屋根より低い環境ではこれがなか
なか難しい。結果、はずかしながら2日半もかかってしま
った。そもそも水平系のアンテナと異なり、ラジアルの
長さだけで調整しようというのも無理があるのだろう。
「コツとして」
・ローバンド(7M)を重点に合わせたければ、マスト
にアースを落としたほうが良い。確実にラジアルは長く
(1/4λに近く)なる。マストを絶縁すると1m以上平気
で短くなる。
・ハイバンドを重点に合わせたければ、マストは絶縁
した方がよいようだ。マストが干渉しSWRが落ちに
くくなるのを防ぐことができる。
・ラジアルはローバンドから1本づつ調整しながら張った
ほうが良い。急がば回れだ。私は初めに全部張ったら
訳がわからなくなって2日間を費やした。
・理想的なラジアルが張れないならば、使わないバンド
のラジアルは外す。とりあえず10MHzは外した。
・ラジアルは太い方が良いらしい。社長お勧めの5D2V
を使用した。確かに帯域は多少広がったようだ。
ただ、見てくれは多少問題アリ?
・ベターな回答としてマストをテープで絶縁し、エレメン
トの先端を若干(5cmぐらい)短くして、ローバンドの
SWRを確保した上で、ハイバンドを合わすのが良いよう
だ。V型アンテナが人気で、GPが以前に比べ余り人気が
ないのも調整のコツがつかめないまま諦めてしまう方が
多いからではないか?と思う。こんなアンテナでも21M
でパイルがなければ十分に南米まで届いてくれた。
