口径76mm屈折望遠鏡の鏡筒を知人から頂いたというYさんから、望遠鏡架台の選択について相談を受けました。
そこで、私の自宅に来ていただくことに。
Yさんが講師をしている写真教室の生徒さんNさんも望遠鏡の購入を考えているようで、2人が我が家に到着したのは6月14日(日)13時ごろです。
YさんもNさんもスピカ望遠鏡のような口径40mmから50mmのお手軽望遠鏡を使い、月や惑星を見て楽しんでいて、本格的な望遠鏡を自身で操作して見てみたいとのこと。
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Yさんが譲ってもらったのは、高橋製作所のFC76という往年の名器です。
はるばる九州から旅立って、数日前に届いたそうです。
FC76を載せる架台をどうするかという相談でした。
取りあえず私が所有する経緯台に載せてみました。
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屋上でファインダーの光軸合わせをしてからファインダーを覗くYさんです。手稲山の山頂アンテナを見ています。
Yさんのすぐ隣りでNさんもファインダー合わせの方法を熱心にメモしていました。

屋上から室内に戻り、対物レンズの光軸が合っているかセンタリングアイピースで確認中。
ほぼ正確に合っていましたが、さらに光軸を追い込むには、実際の恒星を高倍率で見ながらの調整になることを説明しました。
画像はYさんが撮影したものを拝借しトリミング。
Yさんは月や惑星をじっくり見たいので、日周運動追尾の赤道儀架台を選択。
そこで、赤道儀の簡単な操作方法を伝授しました。

私が所有するビクセンGPD赤道儀を8月までお貸しすることになり、Yさんと一緒に記念撮影。
(Yさんから顔出しOKの承諾済み。Nさん撮影の画像を拝借)
Yさんは実際に使ってみてから、自分に合った架台を購入したいとのことでした。
YさんとNさんはとても熱心に私の説明を聞いてくれ、気が付くと5時間も話し込んでしまいました。
話がくどくなるのは私の癖。長時間、失礼しました。