満月の定義は、地球の中心から見た月と太陽の黄経の差が180度になった日、あるいはその瞬間を指します。
たとえば、天文年鑑2021年版26ページによると、2021年最初の満月は1月29日4時16分となっています。
なお、月の満ち欠けの周期(=
1朔望月)は約29日12時間44分≒29.5306日です。
月齢というのは新月からの経過時間を日単位で表すので、満月の月齢は1朔望月の半分の14.8ぐらいという見当がつきます。
実際はどうなのか、天文年鑑2021年版で確かめてみました。
2021年の場合、満月の月齢は13.92から15.59までの範囲に散らばりました。
なぜ、このようなバラつきがあるのかというと、月は地球の周りを真円でなく楕円軌道で公転しているためです。
さらに詳しく知りたいかたは、 【 国立天文台>暦計算室>暦Wiki>月の満ち欠け 】というサイトが視覚的に理解しやすいと思いますので、参照してみてください。
【1月29日11時:記事追加】
上記国立天文台のサイトに、上弦と下弦の月齢についても説明があったので、引用します。
上弦の月齢は、おおよそ 6.6〜8.2、
下弦の月齢は、おおよそ 21.4〜22.8 だそうです。