12月25日(水)の夜明け前に目が覚めると、星が見えていました。
急いで身支度をし屋上の屋根を開けたのは5時ちょうど。
天文薄明は5時21分なのでまだ薄明前とはいえ、札幌の市街地の明かりで夜空は結構明るく、雲もどんどん流れてきています。
国際宇宙ステーションが春の大三角付近からヘルクレス座方向へ、5時2分から3分間ほどで通過するのが雲の合間から見えました。
口径15cm屈折望遠鏡で春の著名な二重星を楽しみました。気温はマイナス7度。
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春の大三角です。
露出2.5秒、絞りF1.4、感度ISO400、焦点距離24mm相当、5時37分に撮影。
てんびん座に火星がいます。
視直径は僅か4.2秒。望遠鏡で見ると気流状態が悪く円盤状に見えるだけでした。2020年10月の接近時には視直径が22.6秒になります。
1967年の春に初めて火星を口径6cmの望遠鏡で見たときのことをフッと思い出しました。
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月は5時46分に南東の地平線から顔を出したはずですが、南東の方向は常に雲に覆われていて見えません。
もう、無理かなあと諦めかけていたところ……
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6時44分、雲間から月齢28.3の細い月が出現。
このときの月の地平高度は7.6度。太陽は地平線下3.3度。
口径15cmF7.3屈折望遠鏡でコリメート撮影。
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少しズームアップして6時45分に撮影。
新月は12月26日14時なので、新月の32時間前の月です。5分ほどで雲に隠れてしまいました。
前回のブログ記事に書いた記事の一部をもう一度再掲載します。
シンガポールでは金環日食になります。札幌では26日の夕方に南西の低空で部分日食が見えます。
天文年鑑2019年版49ページに掲載された札幌での予報値は次のとおり。
食の始め 14時31分 高度12度
食の最大 15時27分 高度05度 食分0.265
日の入り 16時05分 高度00度 食分0.14 ← 欠けたまま日没
クリスマスのこの日、10年ぶりに健康診断を受けに近くの総合病院に行ってきました。ホワイトクリスマスならぬ、ホワイトバリウムです。(笑)
検査結果は秘密にしておきます。(笑)