前回、札幌で星を見たのは6月4日です。旅行先の伊豆の山中で星を15分ほど見たのは6月19日。
ということで、日光浴ならぬ星光浴という言葉があれば、6月5日から23日までの星光浴は僅か15分でした。
6月24日(火)の札幌は朝から快晴で期待していました。
残念なことに夕方から雲が出始め、アークトゥールスと火星を雲の隙間から短時間見ただけでこの日は不完全燃焼に終わりました。
翌6月25日(水)の札幌はほぼ快晴で、19時30分にむっちゃんが東区実家に到着。

星座早見盤で地方恒星時を求め、望遠鏡の目盛環を使い日没直後のアークトゥールスを導入している私です。
のけぞる姿勢を撮影してくれたのはむっちゃん。画像提供ありがとうございます。
20時過ぎにタカさんとその友人Sさんが来訪。私を含め4人で19時半から22時まで星見を楽しみました。
Sさんは、望遠鏡で火星や土星を見て喜んでいました。少し寒かったかな?
街明かりで空が明るい中、Sさんは初心者とはいえ、ヘルクレス座のM13球状星団のツブツブ感や、こと座のM57ドーナツ星雲の中空き状態をきちんと確認できていました。見せる側としては非常に嬉しいことです。
色々な天体を一緒に楽しんでいたため記念撮影をし忘れました。
3人を見送ってから再度屋根を開け、M13とM57をコリメート撮影してみました。
撮影の共通データです。
口径15cmF7.3屈折、ED1.5×エクステンダー、30mm接眼鏡、デジカメLX7、感度ISO800、ノーフィルター。
71010158
M13です。眼視で見たイメージに近いと思います。
25日22時38分、露出10秒、絞りF2.1、カメラの焦点距離70mm、合成焦点距離3,850mm
71010161
M13と同じ拡大率で撮影したM57です。
25日22時43分に撮影。その他は1枚目と同様。
71010171
M57をクローズアップしてみました。
25日22時54分、露出13秒、絞りF2.3、カメラの焦点距離200mm、合成焦点距離11,000mm
21日ぶりの星見は満足できるものでした。少し風邪気味だったので無理をせず23時に撤収。
【6月29日10時:記事と画像の追加】
上のM57は画像補整なしノーマル画像ですが、お遊びで画像強調をするとこうなります。
71010171GCANU