フーコーテスターが完成したので、20cmF5鏡の修正研磨をすることにしました。
【2013年8月29日の記事】の続きです。
修正研磨するためには、その修正量を知る必要があります。その修正量を知るために厚紙でコウダースクリーンというものを作成しました。
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このコウダースクリーンは、星野次郎さんの著書 「反射望遠鏡の作り方(新版)」 のP103に掲載されていたもので、ゾーンテストするために用います。
修正研磨の前に何度かゾーンテストの練習をしました。ある程度の感触を得たので、2013年8月29日(木)22時から修正研磨の準備を開始。
7月下旬の暑い東京でピッチ盤を作ったことから、暑い気温に適したピッチ盤のはず。8月下旬の札幌は既に秋の装い。止むを得ず22時に窓を締め切り暖房を入れました。23時の室温は28.2℃。外気温は17℃ほどです。
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23時03分、ピッチ盤を約50℃のお湯で10分ほど温めます。画面には写っていませんが、鏡のほうも温めました。
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ピッチ盤に水溶きしたセロックス(酸化セリウム)を塗り、鏡を重ねて5kgの重しをかけ約30分ほど放置。
修正研磨する直前に鏡の裏面に研磨用ハンドルを強力両面テープで貼り付けました。このハンドルは研磨講習会でお世話になったNさんからのプレゼントです。
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23時52分、研磨作業開始。ピッチ盤の密着状況が良くありませんが見切り発車です。多分、あまりいい結果にはならないでしょう。室内の温度は28.8℃まで上昇しました。
翌朝5時までかかった修正研磨の結末は、次回の記事 「20cm鏡の修正研磨2」 に書く予定です。