水星や金星が太陽と地球の間に入り込み、太陽と同じ方向に見えることを内合(ないごう)と言います。6月6日に起こる金星の内合は、金星が太陽面を通過する特別な内合です。
5月31日(木)の札幌は朝から晴れていたので、内合直前の細い金星を観望してみました。
自動導入の赤道儀ではないため、目盛環を使い太陽を基準に昼間の金星を導入します。
本日の金星は太陽からの離角が僅か9.6度。太陽光に注意しながら金星を導入しました。7倍のファインダーでも金星が細長いことがわかります。
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青空に浮かぶ「内合」6日前の金星です。気流の乱れがかなりあり、10枚ほど撮影したうち比較的よく写っていた1枚です。なお、金星の視直径は56.7秒。
5月31日11時18分 10cmF8屈折+9mm接眼+デジカメLX5によるコリメート撮影。絞りF3.3、露出1/2000秒、感度ISO400、カメラの焦点距離は35mm判換算で589mm相当、合成焦点距離52,000mm相当。
6月6日、晴れますように!