小学校5年のとき、生まれて初めて望遠鏡で星を見ました。望遠鏡はボール紙を丸めて作ったお手製で、そのときの様子は
【2010年4月7日の記事】に書いてあります。
口径30mmシングルレンズ、倍率は僅か15倍。初めて見たそのときの感動は今でも覚えています。
そのとき以上の感動を得たいと思い、気がつくともう40年以上この趣味を続けています。
本格的な望遠鏡は、私が中学1年のときに青森の筒井小学校から借用した口径6cmF15屈折経緯儀で、
【2010年3月31日の記事】に書きました。1966年秋から半年ほど借りました。
今にして思えば、よく貸してくれたもんだなあと思います。
青森市から札幌市に転居後、またもや図々しくも転校先の明園中学校から口径6cmF20屈折赤道儀を借りて使っていました。
でも、やはり自分の望遠鏡が欲しくて欲しくてたまりませんでしたから、小遣いやお年玉を3年間こつこつ貯め、中学3年の夏に買った望遠鏡がアストロ光学のR51です。

1968年(昭和43年)8月28日の納品書です。望遠鏡が自宅に到着したのは9月2日(月)だったと思います。今来るか、今来るかと待ちかねていました。

到着して早速、組み立てし記念撮影。左には当時中学3年の私も写っているのですが、高校入試を半年後に控え、引きつっている顔は見苦しいのでカットさせていただきます。(笑)
このR51を使って初めて見た彗星が本田彗星です。望遠鏡が到着して10日目、9月11日のことでした。このときのスケッチは
【2011年9月18日の記事】に掲載済みです。
社会人となり、給料でタカハシ製P型赤道儀を購入したことで、R51の架台部分は1年後輩のMさんに譲りました。

現在も所有しているR51鏡筒と木製格納箱です。2011年11月27日に東区実家で撮影。

2007年に知人のIさんから譲ってもらった五藤光学の経緯儀にR51を載せ、星見に時々使用しています。
口径僅か50mmですが焦点距離750mmという長さに助けられ、シャープなピントを結びます。
こと座のε星(ダブルダブルスター)が4個に分離可能といったら分かっていただけるでしょうか。