前の記事に書いたとおり、6月28日21時20分に星見をいったん中断し、休憩していました。汗でTシャツはべっとり。Tシャツを脱ぎ扇風機で乾かし、体をタオルで拭き、ブログ更新して天候の回復を待ちました。
日付は改まり29日0時過ぎに観測所の屋根をオープン。月齢16の月が南南東の空に浮かんでいます。月齢16.1ですが満月だった26日夜から2夜経過したので、十七日月あるいは立待月(たちまちづき)ということになります。

月面の南東部です。ペタビウス内部の裂溝やフルネリウス内部の裂溝は眼視だと明瞭に見えていました。

とても小さなクレーターであるメシエは、彗星捜索家であり星雲星団目録を作ったフランス人の名前に由来します。星雲星団にM13とかM57とあるのはメシエの頭文字Mで、番号は一覧表に掲載された番号です。
双子のようなクレーターです。画面左がメシエ、画面右がメシエAと記憶していますが、2010年版の天文年鑑では右側をメシエとしています。
メシエAからは西方向へ彗星の尾のような淡い模様が見えています。眼視では楽々見えます。画像ではちょっとわかり難いかも。拡大してみてください。尾があるのでメシエという彗星捜索家の名前がつけられたのかな。

0時58分、またもや南から流れる雲に覆われてしまったので、今夜はこれにて打ち止め。1時30分に就寝。

6月29日7時半頃に観測所のほうから北方向を撮影したもの。7時に起床したら晴れていました。突然、雨がザーと降ってきてすぐ止みました。雨が止んですぐ撮影したのが上の画像です。右側に雨雲が少し写っています。宮古島は天気の変化が激しいです。
きょうも宮古島は暑くなりそうです。