おっと、変な意味ではありません。
今日は、大吟醸酒の首つりをしました。
この首つりというのは、もろみ(米、麹などが混ざっている物)を酒袋(木綿の袋)に入れて、木綿のロープで酒袋の上の部分(首)をくくり、タンクの中にその酒袋を吊すようにして絞るやり方です。
大吟醸以外のお酒は、この酒袋にもろみを入れて、船(ふね)と言う圧搾機に入れて酒を絞り出すのですが、この大吟醸は別です。
あくまでも重力を利用し、木綿の袋から自然に垂れてくるお酒を斗瓶(とびん)と言う一斗瓶(18Lの瓶)に取り分けます。
最初に出てきたお酒は「あらばしり」、次に「中取り」、最後に「せめ」等と言います。
今回の絞りの量は、斗瓶にして16本。
一杯になったら次の斗瓶と入れ替えていき、始めの斗瓶は白く濁り、徐々に澄んだ酒になります。
昼に始まった絞り作業、すべての斗瓶に絞り終わるのは、夜の10時過ぎになるでしょう。
その中から、もっとも良い物を鑑評会に出品します。

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