終演後、作曲家コウジ役、前川くんのお父さんに会えた。
実は私、お父さんの大ファン。
お名前は清さん。
そう、♪「とうきょう、さばぁーくうううー」の前川さんだ。
カラオケ行くと、しょっちゅう歌っては悦に入っていた。
とてもダンディなお父さん。
そして、お母さんは子供だった前川くんを連れて何度も「美女と野獣」を観に来てくれたらしい。
で、私のル・フウを気に入ってくれたのだそうだ。
そんなお二人の息子さんと今、共演・・・
不思議なご縁だよね!
昨日は子供ルドルフ役のえるくんが観に来てくれた。
今度、オペラ座の怪人の続編「ラブネバーダイ」に出るんだそう。
クリスティーヌの子供、そう、怪人の息子をやるんだって!
すごいねぇ!
こんな子たちが、将来の日本ミュージカル界を支えるんだろうね。
将来共演できるよう、おじさんもうんと勉強しようっと!!
「愛の唄・・・」はいよいよ明日が東京千秋楽、あんなにいっぱい稽古したのに・・・早いねぇ・・・
おかげさまで大盛況、チケットは全くなし。
ジャニーズ人気だけじゃないのは、ギャルの隣で‘おじさんたちが’号泣してるから分かる。
おれも舞台稽古で出番のないときに客席から見たけど、とにかく「絵」がきれい!
映像と照明、それを映すセットの転換、細かいきっかけが何百もあるらしい。
芝居の演出家からだけじゃなくて、画家の視点からも見ていたんだねぇ、亜門さん。
そう言えば「ピノキオ」も、出演者の俺らがテントの中に入った途端、鳥肌だったもの。
ましてお客さんなんか、入った瞬間「うわーっ!」って歓声、目はまん丸に見張っていた。
おれらがなーんもしなくても「つかみ」はOK。
後は亜門マジックに乗っかるだけ。
だから、楽しい、本番も稽古も!
栄治、マコリンとおじさん三人組は話してた。
ありがたいよね、舞台に立てるって・・・
「だから、絶対大切なんだよ、誠実に取り組むって、仕事に対しても、人に対しても・・・」
しみじみ話した。
おじさんって、すぐ、しみじみしちゃう。
「誠実って言や、大晦日合宿だよね!」
で、すぐ、自画自賛しちゃう。
「ありゃ頑張った、12時にウォームアップ初めて、10分後には『じゃ、飲もか!』、だって、正月だもん!」
すぐ、冗談にしちゃう。
でも結局、和気あいあい夕方5時まで頑張っちゃう。
おじさんは楽しくやるのが好き。頑張ってる自分が好き!
汗いっぱい流して、「青春してるぼくたち!」が好き!!
「いつか君を支えるからね、おじさんたち!」


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