ほんとに一昨日は楽しい一日だった。
「バイトショウ」を観ては若き日の切なく、ほろ苦いノスタルジーに浸り、その後はまだ4時だというのに劇場近くの居酒屋で美酒に酔った。
芝居仲間と芝居談義、みんなそれぞれの場で精いっぱい働いている。
大劇場だろうと小劇場だろうと、傾ける情熱、エネルギーはみな同じ。
好きな仕事、やっていられるだけで幸せというもの。
ホッピーの異常なほど山盛りされた「中」(ホッピー;ビール味の炭酸+焼酎、炭酸を「外」といい、焼酎を「中」という)3杯も飲めばしたたか酔い、串焼きに舌鼓を討つ。
友人は近々、地方で数か月の公演に出かける。
がんばってこい!
おいらも来月からは稽古。
負けへんでぇ!
みんな、どの顔にも「芝居が好き!」って書いてあった。
店を後にし、中央線から新宿で小田急に乗り換える。
席も確保、小一時間で家に帰りつく。
マコリンから差し入れられたハムでまた一杯、余韻に浸ろう。
舞台、ノスタルジー、酒、芝居談義、ゆっくり座れる席・・・
まさに完璧な一日だった。
だが、たったひとつだけ問題があったのだ。
寝てもてん・・・
江の島だったんじゃよ・・・


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