パク ・チャヌク監督の復讐三部作「親切なクムジャさん」を観た。
「オールドボーイ」、「悪魔を見た」しかり、日本人にはとても思いつかない過激な描写・・・私はそれを大陸の血がなせる業だと断じたが・・・
昨夜、ニュースで「党首討論」を見た。
ひどいね、民主党・・・「討論」なのに野次の嵐、論破する頭がないから罵声を浴びせるしか能がない。
流石に、宇宙人鳩山氏、居座りの管氏、嘘つきの野田氏、三愚首相を輩出しただけはある。選挙であれほどの惨敗を喫しておきながら、全くその理由が分かっていない。
もはや、論外の党だ。
残念ながら、優秀な議員は自民党の方が圧倒的多数。
私は決してこの党の支持者ではないが、選挙一人勝ちも致し方ないと思う。
しかし、最近の自民党、かなりおかしい。
例の安保法案のことだ。
昨日、共産党の志位委員長が言ってたとおり、「安全な後方支援」などあり得ない。 後方を絶てば、前線はすぐに壊滅する。敵が狙う最も危険な場所、そこへ自衛隊を送ろうとしているのだ、自民党は。
いや、安倍首相はと言った方が正しいかもしれない。
圧倒的多数の優秀な議員を擁しても、リーダーを間違えると非常に危険な集団になる。
オウム真理教がそうだ。あれほど高学歴の人材がそろいながら、容易に道を踏み外した。
本来ならその知識、経験を社会に役立たせ、そして、意義ある暮らしを送っていたはずなのに、一人の男のせいで毎朝処刑の恐怖を味わう日々。
安倍首相はご存じなのだろうか、湾岸戦争で後方支援に送られた自衛隊員が帰国後、54人が自殺したことを。
アメリカでは2010年の帰還兵の自殺者は6500人を超えた。
生きながらえてもPTSD(死を意識するような強い体験によって心理的なトラウマ(外傷)が生じる障害)に苦しむ帰還兵は後を絶たない。
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さて、話を初めに戻そう。
何故、韓国映画の描写は過激なのだろうか。
民族の血、それは大きいと思う。しかし、それ以外に私はこの国の社会制度が一つの要因なのではないかと思う。
「徴兵制度」だ。
つい先日、Kポップの人気歌手が活動を休止するとの会見を開いた。
兵役につかなくてはならないからだ。
これはかなり理不尽な制度だ。
音楽、舞踊、演劇、映画・・・素晴らしい文化に携わり、素晴らしい作品を創ろうとした矢先に国家から中止を強制されるのだから。
安倍首相は徴兵制は絶対ないとおっしゃるが、彼が涼しい顔をして大嘘をつくのは誰もが知っている。オリンピック招致のインタビューで、福島の原発は建物周りの土を冷凍し、絶対に放射能漏れはないと世界に公言したが、現実は海にも地下水にも垂れ流しだ。
「後方支援」を譲ったら、間違いなく次は徴兵制が来る。
文化を壊してはならない。戦争は文化を壊滅させる。
さらに、今、日本の国土はおかしい。異常気象、相次ぐ噴火、地震・・・いつ、どこで、阪神、東北クラスの震災が来るか分からない。
その時に活躍してもらわなければならないのは自衛隊だ。
その彼らを戦地に送るなど言語道断。
しかしながら、このままでは自民党はその数を武器に強行採決に踏み切るかもしれない。
私は思う、危険なリーダーを持つこの党に選挙で鉄槌を下すべきだと。
花を愛で、野菜を育て、大地の恩恵を受けられる。
そんな平和を失くしては決してならない。

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