素晴らしい初日だった。
二千人入るシアターオーブが超満員!
カーテンコールは万雷の拍手。
初日につき、三人衆;亜門さん、作家のおさむさん、そして、マッキーが登場したら、もう、るつぼ。
世界が笑顔に包まれた。
おじさんも舞台上でマッキーとハグして、超満面の笑み!
いい年こいてみっともないが、いやいや、年なんて関係ない!
それくらい素晴らしい曲を創ったポップス界のモーツアルトだ。
気さくな巨匠は終演後パーティー挨拶でこう語った、
「自分が作った曲だから、もし、観てて一曲でも素になったら、どうしようって思ってましたが・・・まるで、違う人が作った曲のように観てて、不覚にも途中何度か・・・泣いてしまいました!」
再び、るつぼ。
キャスト全員がマッキーめがけてグラスを差し出し、乾杯の嵐。
いや、もう、どうしよう、素晴らしい初日だった!
パーティー会場で栄治、マコリン、はるパパ;おじさんトリオは亜門さんと談笑。
この公演の成功はひとえに、勤勉をおくびにも出さない明るく元気な演出家のおかげ。
去年、11月4日に内々で準備稿を読み合わせしたときは、本編だけで4時間近くあったのに、亜門さんが削りに削って付け足して、新曲入れて3時間にした。
ものすごく立派なダイエット台本だ!
「良くなる。もっと良くなる!」
亜門さんの貪欲さはとどまるところを知らない。そして、
「あなたたちにはホント感謝してる!」
と、おじさんたちの労をねぎらってくれた。
今回もまた、恒例の「ありがとうカード」をもらった。
これは初日に亜門さんがキャスト一人一人全員に贈る手書きのメッセージ。
「ピノキオ」のときは直接もらったけど、大体、カーテンコールが終わって楽屋に戻ると、化粧前に置いてある。
ホント嬉しいよね、こういうの・・・
毎度、あったかい言葉にぐっとくる。
良かった・・・お役に立てて。
4番バッターがいれば、ファウルで粘ってバントでつなぐ人、犠牲フライをあげられる人、野球は「役割分担が大事」と野村監督は言っている。
この先、どんなカンパニーに行こうが、「チームに貢献できる明るいおじさん」、そんな役者に私はなりたい。
だから、安心しないで、本番前には渋谷を眼下に見下ろせる超豪華ロビーで(富士山も見えて、めっちゃ気持ちいい!)バーレッスンするぜ!
同じくロビーでバレエってる豪ちゃんに
「あっ、パパがルルベしてる!」
なんて、からかわれたが、なに言うてんねん、豪ちゃん。
おじさん、プリエ一筋三十年!
年くって、膝は伸びずに曲がったまま;ナチュラルプリエやけど(ほっとけ!)、まだまだ若いもんには負けへんで!
さあ、おじさんたち、しっかり縁の下で力持ちしまっせ!!
おめでとう、初日大成功!!
ここが連日超満員!


11