http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20131025-00242/1.htm
この記事を読んで、みなさん、どう思われただろうか?
私は、きっと、同じ罪を犯すだろうと思った。
「男性は約15年前、対馬北部の道路でけがをしていた子ネコを保護。対馬に動物病院がなかったため、福岡県内まで運んで治療し、育てていた。ヤマネコの具合が悪くなったため、18日にセンターで治療したが、その日のうちに死んだという。老衰とみられる。成獣の雌(推定15〜16歳)で、体重5・5キロだった。」
この「犯罪」のポイントは8つある
@道路で
Aけがした仔猫を保護。
B対馬に動物病院がなかった。
C福岡まで運んで治療。
D老衰
E推定15〜16歳
F体重5.5キロ
G国の天然記念物ツシマヤマネコ
AからCは罪というよりは、むしろ賞賛される行為である。
ただ、その仔猫がGだったということだ。
捨て子だと思って育てたら、将軍様の子だったということだ。
「国内希少野生動植物種の捕獲を禁じた種の保存法に違反」
@があるから「捕獲」とはとらえ難いが、由緒正しい子なのだから、きちんとお上に届け出なければならなかったのだ。
しかし、この男性が子供の素性を知ってたかどうかは分からないが、少なくともDとEとFから、ある推測ができる。
日本ペットフード協会が2012に発表した日本の猫の平均寿命は14.45歳である。
これは家猫の場合で、外に出る子はもっと下がる。
ツシマヤマネコの場合は10歳で、平均体重は3〜5キロだ。
Dということは大きな病気もしなかったということで、Fということはツシマヤマネコにしては大きい部類ということである。
ということは
「将軍様の子は大きなストレスもなく、天寿以上を全うした」
ということだ。
それはとりもなおさず、
男性は猫を愛し、猫も男性になついたということではないだろうか・・・
「種の保存」
学術的研究のためには大事なことである。
絶滅危惧種である以上、きちんと管理せねばならんだろう。
ましてやツシマヤマネコは絶滅の恐れが最も高い絶滅危惧IA類だからなおさらだ。
それはたしかにそうなのだが・・・
私にはどうにも割り切れんのですよ・・・


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