まだ6月にもなっていないのに、もう梅雨入りですって!
早いですねぇ・・・
でも、「ピノキオ」のお稽古は7月12日からだから、その前に梅雨明けになると嬉しいです。
きっと暑いんでしょうが、雨の中毎日横浜まで通うよりはまし。
それに、今年は甲状腺が治ってきているんであまり汗もかかず、耐えられそうな気がします。
今は植物たちに恵みの雨を降らせてほしいですね。
花より葉が美しいギボウシ;フランシス・ウィリアムズ
スモークツリー
昨日、とある方から電話がありまして、来年夏に企画しているミュージカルに出てほしいとのこと。
ありがたいですね、お声がかかるというのは。
ただ、1年以上も先のことですし、まだスケジュールがはっきりしないので、「空くことがはっきり分かってからでよろしいですか?」と、申しますと、快く了解していただきました。
で、その方に言われたのです。
「芝居だけで生活してるんでしょ?それって、なかなかできないことだよ・・・」
あ・・・
14年前のちょうど今ごろです。私が劇団四季をやめたのは。
幸い、仕事も途切れることなく、何とかやって来れました。
贅沢はできませんが、バイトもすることなく、とりあえず芝居だけで暮らしています。
ありがたいことですね。
四季をやめ、契約があって(当時は)半年、舞台には立てませんでした。
あのころ、結構、ウツになってて、この私が対人恐怖症に陥っていたのです。
人ごみが怖くて、毎日家に引きこもっていました。
しかし、翌年、音楽座さんと「エリザベート」をやり始めてから少しずつ回復していき、「太平洋序曲」ではすっかり元気になったのです。
やっぱり仕事をしてなくちゃね。
たかだか半年だったのに、14年前は不安で不安でしょうがありませんでした。
人生で一番辛いことって何か?
あるひとが答えました。
「それは『退屈』だよ」
何もすることがなく、今日と明日が同じ日・・・それがずっと続く・・・
あのときは本当に耐えられませんでした。
じゃあ、今はどうなんでしょう?
去年の12月「助太刀屋助六外伝」をやってから、同じように半年オフです。
人ごみは相変わらず苦手ですが、決してウツにはなっていません。
何故か?
それは考え方が変わったからでしょうね。
「先の心配より、今を大事に生きる」
「置かれた場所で咲きなさい」にも書いてありました。
「咲けないときは無理に咲こうとしなくていい。根を下へ下へ晴らすのです。今度咲くとき大輪の花を咲かせるよう」
挫折はいっぱいありました。
でも、おかげでせっぱつまって勉強しました。
歌は多分、今までで一番いいコンディションだと自負しています。
そりゃ、弱い人間ですから、時々は意味もなくふさぎ込みます。
でも、落ち込む暇があったら稽古しろですもんね。
きっと、誰かが見ててくれますよ。
さあ、今日も退屈なんかしてないで、今を生きましょう!!
「もう痛くないのよ!」
口内炎手術を無事終えたシロミちゃん

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