またまた掘り出し物を見つけちゃいました。
例によって渋いグリーンの、前から欲しかったブロッチ(中央から外へ放射するスポット模様)です。
お値段は65クリロー・・・
それは相場で、実際は6.5クリロー!
相変わらず凄いよね、この店。
で、喜んでたら、昨日、思わぬプレゼントが届きました。
動物愛護家でクリスマスローズの育種家、楽園のお兄ちゃんからまたまた自作の花が二鉢、送られてきたのです。
それも・・・!
ネオン!
ゴールド!
それもセミダブル!!
私、今までは派手な花より渋系好みでしたが・・・
こういう色も良いものですね。
我が家のダークなお花畑がぱっと明るくなりました。
ゴールドっていうのは中央の雄しべ部分が金色で花びらの黄色い花のことです。
とても高価な花で、シングル(一重咲)でも100クリロー、1万円前後します。セミダブルに至っては・・・
先日、こんなことがありました。
表参道新潟館クリローフェアでのことです。
10時5分、店はまだ開いていませんでしたが、屋外にはたくさん花が陳列され、クリロー愛好家はのんびり品定めしていました。
しかし、ひとりだけ、店の入り口に陣取っているおばさんがいます。
確かに中にもたくさん展示されていますが、並んでいるのは彼女だけです。
私が来たときにはもういましたから、かれこれ30分はそうしているのでしょう。
いったい何故・・・
10時半、開場です。
「それでは皆様、ごゆっくり・・・」
説明する係員を跳ね除け、おばさんは脱兎のごとく中に駆け込みました。
そして、脇目も振らず即売コーナーに向かうと、電光石火の早業で一輪の花を奪い取ったのです!
そうか・・・あれか・・・
おばさんの手にしたはシングルのゴールドでした。
開場、脱兎、ダッシュ、奪取、その間、1.5秒。
もし、ウサイン・ボルトがそこにいたとしても、とても彼女にはかなわなかったでしょう。
すると、苦笑いしながら係員のおじさんが声をかけました。
「おくさん、ゴールドのセミダブル(半八重咲き)はこっちにありますよ」
その瞬間、彼女の右手はまるでエイリアンのようにぐんと伸び、そのセミダブルをわしづかみにしたのです。
目が点でした。
それはまるで、ウサマ・ビンラディンを暗殺したアメリカ海軍精鋭部隊、ネイビーシールズのような早業、実に見事な奪還劇だったのです。
そして、驚いたのはその後。なんということでしょう、おばさんは最初のシングルゴールドをぽいと元の場所に戻したではありませんか!
プレイステーションがたまごっちになった瞬間です。
(どうぞ、分からない人は気にせずに・・・)
一体、あの情熱はどこへ失せたのでしょう・・・
そして、あたかも恋する女子高生のようにうっとりセミダブルを眺め、おばさんはレジへと向かうのでした。
それほど人気のある花。
買えばウン万円もする貴重な花・・・
それが私のもとへ・・・
お兄ちゃんは「『がんじろう基金』へプレゼント」と言ってくれましたが・・・
http://harupapa.net/ganjiroukikin.html
こんな高価なものを。
しかも、ネオン(ゴールドの中央からフラッシュ模様が走る。これまた高価)まで!
でも、ここだけの話ですよ。(ネットじゃ!)
はるパパは・・・
ネコババしちゃいました。
でも・・・
「猫ばば」だからいいか・・・
「いかんちゃが!」

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