忙しい一日でした。
起きて、ブログを書いて発声練習をしたら、昨日は思い切ってストレッチ、そして、バーレッスンをやりました。
久しぶりに動かす体、先ずはほぐすことから始めましたが、あちこちに違和感を感じます。
まだ、とても完全とは言えませぬなぁ・・・
それでも少しずつストレッチしていくと、ちゃんとついてくるんですよね、身体も。治ろうとしてるんですよ・・・
しかし、筋トレは惨憺たるものでした。
腰痛防止の最善策は腹背筋を鍛えることです。
以前は30回ぐらい平気だった腹筋運動も20回がやっとです。背筋に至っては全くと言っていいほど反れません。
到達するには山のように時間がかかりますが、落ちるのはあっという間です。
ま、少しずつ戻していくしかありませぬな。
しかし、バーレッスンには嬉しい誤算がありました。ついこないだまでプリエ(脚を曲げる運動)はドゥミ(半分の)プリエしかできなかったのに、昨日はグラン(大きな)プリエもできました!曲げても膝はあまり痛くありません。
うん、確実に治ってきてますよ!
午後は写真撮影に早稲田のスタジオまで行ってきました。
衣装を着てパンフレット用のキャッラクター写真を取るのは容易いですが、普通の服で普通のポーズを取るのは・・・
結構難しいもんですなぁ。
とくに全身写真は、私、O脚なものですから、脚を開くとホント不恰好で、その昔、バレエを始めたときにX脚の人を妬み(ねたみ)嫉み(そねみ)ましたが、昨日は久しぶりにその感覚でした。
X脚のひとはうんと脚を開いても美しいですからね・・・
サリエリがモーツァルトに嫉妬したように地団駄踏んだのです。それでもあれこれポーズを工夫し、撮影終了したのは夕方でした。
それから南北線で王子神谷まで行き、今度はピアニストの井福さんと音取り作業です。
先ずはとあるオーディション用にカラオケを作ってもらいました。これはすぐに終わりましたが、面白かったのは音楽座公演用ナンバーの音取りです。
「シャボン玉・・・」のナンバー、なかなか良い曲ばかりです。
あらためてピアノで聞いてみると、かなり凝っています。
なんと、知らないメロディが出てきました。
譜面を見ると確かにそう書かれています。
1番と2番、3番が微妙に音とリズムを変えているのです。
コーラスのハーモニーにも最初と最後では違う装飾を施しています。
それがまた、すごくお洒落です!
「ソンドハイムみたい!」
思わず井福さんに言いました。
かのミスター・ブロードウェイもこういう曲作りをします。
すごく歌いにくいけれど、身体に入ってくるとその良さがぐっと実感できる、そんなトリックを彼は宝石のように散りばめるのです。
これぞ「作曲家の意図」、「エリザベート」のリーバイさんもこんな仕掛けをよくやります。
「いい曲ですね・・・!」
井福さんも感心していました。
この「意図」をちゃんと酌まなくてはなりません。
「ああん、もうっ!」って言いながら、このトリックと戦わなくてはいけないのです。
俄然面白くなってきましたよ!病院から帰ってきたら、今日は一日中、こいつと戦いましょうかね。
わくわくします!!
「たのしいっちーの!」


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