初夏のポカポカ陽気に誘われて、お台場にやってきました。
懐かしの「ライオンキング」劇場を横目に、高層マンション群を抜け、レインボーブリッジを渡る。
ゆりかもめの車窓から見える景色は世間のうさを忘れさせ、眩いばかり。
テレコムセンター駅に降り立つと、吹き抜ける潮風が心地良い。大観覧車から眼下の景色を堪能、ホテル日航のテラスで水平線に沈む夕陽を見ながら冷たいビール…なんて・・・
まあ、そうは問屋がおろさない。
6月4日午後6時45分、フジテレビ湾岸スタジオで収録。
お仕事でした!
大阪から帰って来て、次の公演まで二週間、映像の仕事でも入れへんかなぁって思っていたら…
入った!
ドラマ「幸せになろうよ」、お医者さんの役。
ワンシーンだけだけど、ここのところ無性に芝居がやりたかったから、とても嬉しかった。
ADさんに案内されて、楽屋に入る。
テーブルに置かれたカット割表を見て、台詞を反芻、さあ、これからメイクさんにファンデーションを塗ってもらい、白衣をまとう…想像するだけで気持ちは高ぶる、
「よーい、本番!」
5,4,3,2・・・
プ〜ン…
あれ!?
化粧前で悦に入っていた私の鼻腔に異臭が突き抜ける。
は、はながひん曲がりそう・・・
まさか、天下のフジテレビ、楽屋に汚物!?
匂いはどこから・・・?
あちこち嗅ぎまわる。
あ…
この臭いは下から…え!?
足元?
おれの…
靴!?
急いで確かめる。
プ〜ン…
あ…
これは…
シ…
シ…
まめちゃんの…
シ…
シ…
シッコ!!
やられたーっ!
そんなこんなで撮影は無事終了、なんとかNGは出さずに済んだ。でも…
衣装さんには申し訳ないことした…
「治田さん、ドクターですからスリッパを履いてください」
脱いだ靴を私が隠すより早く彼は下駄箱に持っていった…
ああ…
におったやろな…
「あの医者、めっちゃ足くさいのよ!」
お台場中に噂が広まったに違いない。
ああ…
よりによってこんな時に・・・
猫たち、
おれが何をしたっていうんだ・・・
どれだけ君たちのために働いているか・・・
今日のギャラが、明日の猫缶になるんだぞ!
分かってるのかぁっ!
猫のシッコは・・・
ね、ねこのシッコは・・・
臭いんだぞーっ!!!!!!!!!
「・・・」
「・・・」
「猫の耳に念仏だっちーの!」
☆「幸せになろうよ」弟9話 6月13日放送
撮影していて、ディレクターも、監督も、アシスタントもみんな若い人ばかり。
優秀な人がいっぱいだ。
今朝の報道番組を見ていたら岡田幹事長と前原前外務大臣が出ていた。
岡田さんは菅さんと共に今回の不信任案事件で「造反したら厳罰、解散総選挙」と言った人である。今の民主党員にとっては「選挙」=落選=失業という恐ろしい処罰だ。
しかし、ちょっと待って、今の被災地で選挙!?
役場も流され、家を失くし、投票所は避難所になっている。
第一、肝心の有権者が津波で亡くなられ、今なお行方不明・・・なのに選挙!!??
被災者の苦悩を脅しの道具に!?
そして、岡田さんはテレビではこんなことを言ったのである。私は気絶した。
「政局より被災者優先に政策を考えなくてはならない!」
方や前原さんはクールに政策一致与野党連立挙党内閣の必要性を訴えた。
今の若い人は優秀な人が多い。
ダメな年寄りになってはならない。

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