また大変な余震がありました。
被災地の方々の心中察するに余りあります。
東京もかなり揺れたらしいのですが、私、すっかり寝入っており、気づきもしないと言う体たらく・・・
いや、まったくもって情けない・・・
そんな折も折、がんじろう基金スタッフは再び被災動物支援物資集積所へボランティアに出かけてまいりました。
沢山の皆様の善意で倉庫はまさに段ボールの山、仕分け切れずに現在受け付けは一時中止しております。
で、再開時には皆様にお願いがございます。
被災地で今、何が欲しいかと言う要請に直ぐ応えるため、物資の仕分けがとても重要になります。
ですから、色んな品物を段ボールに入れていただくよりも、出来れば「一つの段ボールに一品」としていただけると、本当に助かります。
それに付随して、今一番大きな問題になっているのがフードの賞味期限です。
ぜひとも期限に関してはデリケートになっていただきたいのです。
フードの全てを直ぐに食べさせるわけではありません。
ストックするケースも出てきます。期限は出来るだけ余裕を持たせていただきたいのです。
また、良かれと思って裏目に出るケースが、物資の隙間を埋めるように入れられた小袋のドライフードです。
大袋には賞味期限が明記してありますが、その中身の小さな袋には書いてありません。
これらは残念ながら受け付けられないのだそうです。
ちゃんとしたものなのかもしれないのに、本当にもったいないです!
それから、マナーに関しても問題が起きています。
汗臭い衣類とか、汚れたタオル、食べかけのフードなど、まるでごみ処理のようなものが現実に送られてきています。
それを手にしたとき、どんな気持ちになるか考えていただきたいです。
こんな小さな車で運んでいます。
明後日は統一地方選挙です。
昨日送られてきた候補者のチラシをよく吟味して投票するつもりです。立派な抽象論よりも、ひとつでも具体策を主張する候補に入れようと思っています。
民主党は公務員の給与5%削減を発表しました。
立派です。拍手を送りたいです。
でも、待てよ、これって2年前のマニフェストじゃなかった!!??
しかも、あの時は声高に20%を謳っていました。おまけに今回は暫定措置、つまり、時が来たら元に戻すと言う都合の良いものです。
民主党ではマニフェストはかつて「公約」と訳されていました。それが今やこの党の辞書には「方便」と書かれているのです・・・
被災地では被災者の皆さんが炊き出しや支援物資配布をきちんと列を作って待っています。
割り込むものなど誰もいません。
この礼儀正しい日本の秩序を世界は賞賛をもって報道しました。
この選挙が終わったら、民主党が増税路線を打ち出すかどうか、しっかり見極めていきましょう。
私は増税がだめだと言ってるのではありません。
順番が違うと言いたいのです。
かつて民主党の中には志に燃えていた人も沢山いたと思います。あの事業仕分けにしても、会場の議員の目は真剣そのものでした。長い準備期間を費やし、しっかり正否を見極めてきたと思うのです。
ただ、彼らの最大の誤算は執行部の腰砕けでした。
今回の5%削減にしても、そんな議員たちのせめてもの抵抗なのかもしれません。
国会議員の定数削減、幼保利権、二重行政利権、無駄な独立行政法人・天下りの完全撤廃・・・等々
かつてマニフェストを「公けの約束」と翻訳し提案した数々、それをすっ飛ばし増税に走るのなら、私達はこの党に鉄槌を下さなくてはなりません。
志ある民主党議員の皆さん、今からでも遅くない、労働組合におもねる執行部など叱り飛ばし、マニフェストの賞味期限を守ってください。
炊き出しが欲しいなら・・・
順番を守り、列に並んでください!
もし、あなた方が日本人の秩序を忘れて増税に走るのなら、それは復興支援政策でも何でもありません。
ただの「割り込み」です。
災害時動物救援本部
http://www.jpc.or.jp/saigai/

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