今、劇場へ行く電車の中でこのブログを打っています。
今日の駅までは遠かった…
普段は十分で着くのに三十分もかかってしまいました。
そりゃ三回も行ったり来たりすれば、そうなりますわな。
駅に着いてから気づいたのです、財布を忘れたことに

。
もちろん、初めてじゃありません。
今月、これで二度目です。
いつもはリュックに入れとくのに、この日に限って上着のポケットに、そして、この日に限って上着を変えたのです。
もう、汗だく…
おかげさまで、劇場でのウォームアップはやらなくて済みそうです。(笑)
さあ、あっという間の千秋楽、おかげさまで、この作品、大変評判が良いようです。
昨日のトークショーでお客様に、
「再演したいですよね?」
と、半ば強引に聞きましたら(笑)、大拍手がきました。
ぜひ、実現できるよう、今日、そして、地方公演も頑張ります!
毎回、自分の場面は録音しといて、あとで聞くのですが、やなもんですなぁ、自分の声って。
「うわっ、へたやなぁ!」
って、いつも思います。
反省しきりです。
ただ、嫌がってばかりもいられないので「ここらへんは悪くないんやない?」っていう所も見つけるようにしてます。
反省と練習には活力が必要ですからね。
私の役者仲間にWちゃんというのがいて、彼はいつでも何があっても褒めてくれます。
この作品も観にきてくれ、例によってベタ褒めのメールがきました。
「それはないやろ」とは思いますが、こういう試行錯誤のときには励まされますよね。
素直にありがとうと言いました。
駅に着くには時間がかかります。
何かを忘れて、また家まで戻るかもしれません。
反省は生かされず、同じ間違いをまた繰り返すかもしれません。
でも、もう一往復しさえすれば、必ず電車に乗れるのです!
昨日テレビを見ていたら、骨肉腫で膝から下を切断した二十三才の女性を紹介していました。
彼女は以前、チアガールをやるほど活動的な女性でした。
しかし、術後は引きこもりがちになります。
仕方ありません、自分の足がないのですから…
そんなとき、お母さんの一言で、彼女は再び外に出るようになります。
しかも、義足を付け、走り幅跳びに挑戦するではありませんか!。
お母さんは一体彼女に何を言ったのでしょう。
その一言は彼女ばかりでなく、私の胸にも響きました。
お母さんこう言ったのです。
「神様はその人に乗り越えられない試練は決して与えないのよ…」


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