「体はいつでも治ろうとしている」
何年か前、大阪松竹座の舞台で私は激しい腰痛に見舞われました。
立てば体は大きく右にゆがみ、ちょっとでも傾けると腰に激痛が走ります。
横になればなったで、寝返りを打つことすらできません。
日常生活ですらままならないのに、私は「舞台」に立たなければなりませんでした。
代役はいません。休演すれば、興行会社に大損害を与えます。
そんな時、私のマネージャーが「気功」の先生を紹介してくれました。
「キコー」・・・なんだか半信半疑でしたが、とにかく藁にもすがる思いです。
神戸からやってきた、まるで仙人みたいな初老のこの男は、「ふーっ」と何度も息を吹きながら私の背中に手を当てました。
マッサージするわけでも、強い刺激を与えるわけでもありません。ただひたすら息を吐きながら「手を当てる」だけです。
すると、気のせいでしょうか、ある瞬間、背中の奥でまるでマグマの対流のように、温かい大きな塊がググッと動いたような気がしたのです。
「手当て」は一時間ほど続けられました。
「立ってみてください」
仙人が言います。そんなこと言われたって、寝返りも打てなかった私が・・・
なんということでしょう、すんなり立てました!
そして、あれほどゆがんでいた体がまっすぐ元に戻っているではありませんか!
痛みもかなり減っています。
驚いた私は仙人に聞きました、一体、何をやったのかと。
すると仙人はこう答えました。
「体は自分で治ろうとしています。私はその手助けをしただけです」
現代におけるな難病と言えば「ガン」です。
その治療法は「手術、放射線療法、抗癌剤」の三つ、いわゆる「三大医療」とよばれるものです。
さて、前回話した「解熱剤、下痢止め、鎮痛剤等を投与する」などの治療は「対症療法」と呼ばれています。
「目前の症状のみを取り去る」治療です。
確かにこれで痛みや不快感はなくなりますが、往々にして一時的な効果でしかありません。薬が切れれば「症状」は再発し、より強い薬へと移行していかざるをえないのです。
ガン治療における三大療法もこの対症療法と言えます。
手術によって患部を摘出するということは、ガン組織は除去されますが、「切る」という行為は体に多大なストレスをかけることになります。
放射線治療や抗癌剤の投与は、一気に顆粒球(自爆タリバン軍団)を増加させ、そのために増えた活性酸素(アルカイダ)はリンパ球(免疫海軍精鋭部隊)を攻撃し、元々からだが持っている免疫力を衰えさすのです。
そして、あらたなガン細胞をも生み出します。
放射線治療のもととなるレントゲンを発見したキューリー夫人はガンで死にました。
抗がん剤でガン細胞を消滅させても、免疫量がなくなり肺炎を併発させて死ぬケースは多々あります。
一体何のための治療だったのでしょう。
「体はいつでも治ろうとしている」
これを生かせる治療法はないのでしょうか?
「余命三ヶ月」を宣告されたとあるガン患者が、「どうせ死ぬなら薬に使うのはもったいねえ」と、長年の夢だった自然食の旅館を立てました。
野菜を作り、玄米と菜食だけの旅館です。
痛みは一週間で消えたそうです。
そして、20年たった今でも元気に仕事をしているそうです。
これは長野県の山あい温泉であった本当の話です。
知り合いのお兄さんは、やはり余命数ヶ月を宣告されました。彼は病院に見切りをつけ、徹底的な食事療法を試みたそうです。
肉食を一切やめ、玄米と菜食中心の食事でに切り替えたのです。
そして、数年たった今でもちゃんと生きています。
「玄米、菜食、心の元気さ」・・・
どうやら、このへんにヒントがありそうです。
もし、あなたが「余命数月」を宣告され、体を切られ、放射線を浴び、薬漬けに去れ、ベッドにずっと横にさせられたら・・・
いくら、ガンには効果的でも、大元になる精神が衰弱するのではないでしょうか。
ガンはストレスでおこると言われます。
心の衰弱は免疫力の衰弱です。
私は文献を読み漁っていくうち、「自律神経免疫療法」という治療法も知りました。
これは東洋医学をベースとした、鍼灸を使い免疫力を高める治療法です。
「体はいつでも治ろうとしている」
これを利用するにはかなり有効な手段のようです。
昨日、そして今朝、がんじろうは絶好調です。
食欲もあり、顔色(?)もよく、猫らしく(調子の悪い時はひたすら部屋をグルグル回っていました)丸くなって寝ています。
一昨日、体育館トイレを汚しまくった、あの下痢に襲われたとき、私は平静を装って「いいぞがんじろう、うんと出せ!」と、ほめました。
もし、動転したまま病院に連れて行き、注射なり何なりしていたら、どうなっていたでしょう?
勿論、病院を否定しているわけではありません。
「対症療法」が有効なことも多々あるでしょう。
しかし、それだけではないということも知っておく必要がありそうです。
実は身内がガンになりました。
「余命三ヶ月」だそうです。
この一ヶ月、芝居どころの話ではありませんでした。
ですが、私は信じています。必ず、助かると。
プロポリスが有効だと聞き、今、それを試させています。
玄米・菜食療法、自律神経免疫療法なども試させたいです。
皆さん!
もし、皆さんの周りでガンからの生還を果たしたひとがいらっしゃったら、あるいはあなたがそうだったら、コメントでもメールでも、ぜひ、お話を聞かせてください!
そして、宮崎県、あるいはその近辺でこの「自律神経免疫療法」をやっている病院をご存知でしたら、教えてくださいませ!
トップページ「がんじろう基金」からメールを送れます。
どうか、よろしく、お願いいたします!!
「がんじろうさんは僕が手当てします!」
BY ニコラス・ためお

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