鍛えればなんとかなるもんですなぁ・・・
3週間ほど前、プロローグの振付をやったとき、私はへばりました。
ま、子ルドルフが3人いるので、演出助手が、
「では、あと3回やって終わりにします!」
なんて言ったのもあるんですが、それにしても、この時ばかりは体力の衰えを如実に感じました。
実を言うと、演出の小池先生が気を使ってくださって、
「はるパパ・・・もし、なんだったら「ミルク」(結構踊るナンバー)を外れても良いよ」
と、おっしゃってくださいました。
よくよく考えれば、はるパパも今年で54になります。
一般社会では、早期退職する人もいるぐらいの歳です。
小池先生のご配慮には深く感謝しました。
しかし、私は即座に、「やります!」と、答えたのであります。
まだまだ、老けこむつもりはありません!
「ミルク」がなんだ!たかが牛乳じゃねぇか!
(よう、分からん・・・)
と、勢い込んだのまでは良かったのですが・・・
プロローグでのあまりのへばり様に、自ら恐れおののいたのであります。
えらそうな口きいたものの、このままじゃ「そらみたことか」になっちゃう!
あれから三週間、私は腹背筋運動、バーレッスンをずっと続けました。
そして今、あのへばりきったプロローグが、たとえ子ルドルフが三十人いようと(あほか)平気になったのです!
プルプル震えていたゼリー腹筋も、(脂肪の奥には)六つに割れた、あのロッキー・バルボア腹筋が見え隠れするではありませんか!
大トロの腹筋がカルビになったぞ!
さらに、ダンスナンバー「ミルク」も、きれよく踊りまくり、まるでトートダンサー気分です!
はるパパは生まれ変わったのだ!
なんて・・・
たまには必要ですよね、「かん違い」も(笑)。
そんなこんなで、ドイツ式発声共々、声と身体を改造し本番に臨むべく、日々鍛錬を続けております。
客席から皆様の温かいご声援、どうぞ、よろしくお願いいたします!
買い換えた携帯のカメラ・・・使えなーい!
シャッターを押してからピントを合わせるもんだから、100%(!)シャッターチャンスを逃しちゃう・・・
なんとかならねえもんかねぇ・・・
でも、おじさん、機械ばっかりはいくら発奮したって、どうにもダメだからねぇ・・・
『じっとしてなさい、ライナス!』
紆余曲折、いろいろあって、実は昨日ようやくご本人(ご本猫)に会えました。
ここまでひとなつこい仔猫も珍しいです。
初めて会ったおじさんのお膝ですぐにリラックスです。
「僕、これから病院行くんだって・・・こわいなぁ・・・」
『大丈夫だよ、優しい先生だから。ちゃんと検査しようね』
「がんじろう基金」、たくさんのご寄付、ありがとうございます!
涙が出るほど嬉しいです。
突然ですが、「動物愛護」ってなんでしょう。
うちのマンションはかつて、理事会から「猫は二頭まで、一代限りとする」という条例が出されました。
早い話、「子供は産ますな!」ということです。
恐ろしいところへ引っ越してきた、と、思っていたら、案の定住民から圧倒的非難を浴び、革命が起きてこの恐怖の法律は却下されました。
アンシャンレジゥームは去り、住民には愛と平和が訪れたのです。
しかし、この「神奈川レ・ミゼラブル」、最近、どうも雲行きがまた怪しいのです。
わたしたちの「野良猫保護、去勢不妊、里親探し」運動にもクレームをつける人が出てきました。
欧米ではたとえ集合住宅でもペットを飼えることは常識です。
日本でもそういう風潮になってきています。
このマンションには「ペットの会」があって、ある時期から頭数制限が設けられました。
猫は四頭までです。(当時、うちが飼っていた頭数で決められました)
「治田さんところは今、なんびきですか?」
あるとき、この規則を作った方から聞かれたことがあります。
迷いましたが、私は正直に答えました。
「六匹です(注;この当時)。二匹増えました。虐待されていたクロードと、捨てられたしろももちゃんです。規則を破って本当に申し訳ないと思っています。でも、うちは外へは出さないし、他の方に迷惑は決してかけませんから」
私は誠心誠意、話しました。すると、この方はこうおっしゃったのです。
「あれは『建前』ですよ。一応規則を作っておかないと、例えばブリーダーする人とか出てくるでしょ。集合住宅でそれはまずい。責任を持って飼ってらっしゃれば、それでいいんですよ」
この一言を私は忘れません。
これが『本音』だとするなら、すばらしい‘大人の’意見だと思いました。
そうです、みんな責任持った「大人」なのです。
うちのマンションの「ペットの会」、その正式名称は「動物愛護の会」です。
「そんな名前、昔からあったんだから、今のわたしらには関係ない」
なんて小学生みたいな屁理屈は誰かに任せて、少なくとも「自分は動物と暮らしている」、その意味を、よおく考えてほしいものです。
わたしたちはペットと暮らしているのではありません。
愛する家族と暮らしているのです!
色んな意見があって当たり前です。だから面白いんです。
ただ、自分の価値観を押しつけるのだけはやめたいものです。
「争い」から生まれるのは「解決」ではなく「悲しみ」です。
一番大事なのは規則より「愛」だと思うのですよ。
小学生ならあと60年生きられます。
でも、わたしらなんか、へたすりゃ後10年も生きられないかもしれません。
平和で、明るく、楽しく生きましょうよ!
今日は休日なもんだから、随分と長くなっちゃった。
次回は二行ぐらいを目指します!
(極端じゃ!)

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