無事、「十二夜」名古屋公演を終え、休む間もなく、本日、向かったのは…
名古屋では、またまたたくさんの応援、深く感謝いたします。
例によって、差し入れ、お手紙、本当にありがとうございました!暑い夏に冬の衣装…食べても食べても、痩せる一方で、後半、かなり、へばっていましたが、おかげさまで。なんとか持ち直しました。
さて、つかの間の休みに私が向かったのは、中野富士見町にある、スタジオVAD、「サイド・バイ・サイド・バイ・ソンドハイム」の稽古場です。
主催者である池田くんの稽古場は、鏡を二面に張った素敵な空間でした。
作演出は何回かやりましたが、全くのスタッフは今回が初めてです。
初めてのスタッフ席に座り、早速、通し稽古を拝見しました。
四人のメンバーはそれぞれ工夫を凝らし、私のつたない訳詞をすてきに表現してくれていました。
どうしても日本語は英語に比べて言葉が足りなくなるので、説明不足の点は解釈を補い、スタッフとして役目を果たせるよう心がけました。
みんな、「ダンス・オブ・バンパイア」の合間なのに、本当に良く頑張ったと思います。
なんだか、子供の卒業式に参加した親の気持ちです。
イケもシャケもアッちゃんもアッコちゃんも、とてもすてきでした。
後は、細かい所を整理して、歌詞を覚えれば(笑)、おしゃれな舞台になると思います。
みんな、せっかく覚えたのに、色々言葉変えたりして、本当にごめんね!
とりわけ池田には、直前になって“Could I Leave You”の大幅改訂、本当に申し訳ない!
わがままな訳詞家を恨みつつ、なんとか頑張って下さい!
本番は観れないけど、遠い大阪から成功を祈っています。
ちなみに、今回、訳詞していて一番面白かった、美しいメロディーなのに過激なSMの歌:「二度はしないで」はアッちゃんが歌います。
彼女の声にぴったりで、あの内容にもかかわらず、少しも下品ではなく、とてもすてきでした。
僣越ながら、訳詞家として、多少、アドバイスをさせてもらいました。
細かい所をつめれば、かなりぞくぞくすると思います。
しかし、ソンドハイムって、本当におしゃれないたずらをする方だと思います。
まさにミスターブロードウェイの面目躍如です。
アッコちゃんも素晴らしいソプラノでした。
シャケちゃんはきちんと歌詞と歌詞の行間を埋める緻密な作業で、“I remember”・・・ぐっときましたよ!
ソンドハイムって間違いなく芝居しながら曲を作っているから、歌うんじゃなくて芝居しなきゃだめなんですよね・・・
皆さんも、ぜひ、観に行ってあげて下さい!
本番は九月一日と三日です。
左からイケ、シャケ、アツコ、アッコ
劇場の場所など詳しい情報はこちらへ
http://www.shake-shake.jp/newshake/oct.htm

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