たくさんの情報ありがとうございます。ちゃんとメモいたしました。行ってみますね!
しかし、その前に博多があるのでした。多分一番最初に行くのが柳橋連合市場!
28日、羽田を飛び立つのがこれまた楽しみ。
先日、二本はしごで舞台を観てきました。
一本目は劇団NLT公演「オスカー」;フランスのブルバール演劇・つまり典型的な
ドタバタコメディーだ。
しかし、この「ドタバタ」っていうやつは以外に曲者(くせもの)で、下手がやると
ほんとに悲惨な結果になってしまう。この手の本、はっきり言うと「内容」はあまり
無い。チラシのコピーにも「ただ笑うだけ、文句あっか」とひらきなおっている。
しかし、この「ただ笑うだけ」の「笑う」が無かった状況を想像していただきたい。
そう、「ただ・だけ」・・・舞台の上に薄ら寒い風がビュービュー吹いてる・・・
だから、「この手の」本を持たせるには役者の力量が大いに要求される。
正直言って作品的には好きではなかった。あまりにも笑わすためだけのストーリー。
(私は評論家ではないから、これはあくまで個人的な「好み」の問題である)
しかし、この観劇の収穫は問題の「役者」にあった。
主役の村井国男さん・・・そう、「エリザベート」のマックス公爵だ。
声の強弱、間、声色、台詞回しの緩急、力の抜き入れ・・・どれをとっても超一流、
そして、特筆すべきは時折り見せる、本筋とは全く関係ないあのアクション・・・
・・・どれだけ笑っただろう・・・!
村井さんとは楽屋でよく「ウデが違うもん」とか冗談を言い合っている。
いや、おっしゃるとおり、ウデが違う!彼ひとりで舞台を持たせていた・・・
そう言っても決して過言ではない。今月後半は東北・北海道を回るらしい。
ぜひ、村井さんの「至芸」ご覧下になってください!
二本目・・・
ちょ、ちょ、ちょっと言えない・・・でも、言っちゃう・・・「ラブ・レター」・・・
あの朗読するやつとは違う・・・ロシアから来た・・・そう、世界でたった一つの・・・
「猫サーカス」!!!
九段会館大ホールは老若男女、外人日本人、一目で分かる猫好きたちで大にぎわい。
はっきり言ってアシカとかサルとかに比べたら、その芸のレベルは実に低い。
上手から下手へおもちゃの車に乗ってただ移動するだけ、ヒマラヤンのミーシャ君は
ひたすら何かにしがみついているだけ・・・ひどいのなんかただ「いるだけ」・・・
これでもかの「ただ・だけ」ずくし!
(だが、時には逆立ちとか、40センチだけ移動してすぐやめる綱渡りとか、人間に
ナイショで支えてもらったりの玉ころがしなんかもあったりする!)
もし、これをアシカ、サル、クマ、ゾウ、イヌ・・・とかがやったら大ブーイングだ。
しかし、「猫」がやるのだ。
一日の二十四分の三は寝てて、起きても身づくろいとあくびばっかしてて、腹へった時
だけ積極的なまなざしで、食い終わるとなーんにも興味なくて、ただだらだらだらだら
だらだらだらだらだらだらしているあの「ねこ」がやるんだぞぉっ!
か、かわいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
約一時間半のショーのうち猫様の出演は20分だけ、あとはロシア人のつまんない寸劇
とか、おっぱいのやたら大っきいネエチャンの新体操もどきとか、お客さんとの
輪投げとかで「つないで」いる。しかし、人間が下手で一生懸命芸してるとき、上手の
奥でまるで関係なくあくびしている猫が、これまたおかしい!!!!!!!!!
もはや観客は人間なんかだーれも見てない、「いるだけ」猫がちらっとこっちを見た
だけでキャー、足を滑らせただけでギャハハ、そいつが突如高見から大ジャンプすると
ウオー!嵐のような拍手と歓声!
九段会館観客は暴徒と化す甲子園球場阪神応援団をいとも簡単に凌駕した。
家へ帰って早速(一番芸をやりそうな)ふうちゃんに「逆立ち」をトライさせた。
しかし、ただぐにゃっと力を抜いて(まあ、もともと入ってないけど)まるでやる気なし。
つまんなそうにあくびをしている。しかし・・・それがまた・・・
かわいいーっ!!!!!!!!

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