この手の質問にはすぐに答えられる私です(笑)
帝劇を出て左に、ガード下を抜けひたすら真っ直ぐ行き、とにかく松屋にぶつかって
ください。その向かって左の道をさらに真っ直ぐ進み、肉の花マサなど横目に見て、
昭和通りに出る前左手に「共楽」があります。鰹の出汁がきいた昔懐かしい中華そば
です。ここの特筆はスープもさながらメンマです。
メンマというのは私にとって、「なんだ君、いたんだ・・・しょうがないなぁ・・・」
と、発見次第落胆を隠しきれない存在です。しかしここのは、食べ終わった丼の底に
見落とした一切れを発見でもしようものなら、
「うわっつ、君、ここ、こんなとこにもいてくれたんだ!」
と、千里を旅してようやく母に会えたマルコ(こんな名前だっけ)の気分になれます。
故郷宮崎の干しタケノコを髣髴させ、丁寧に戻すが、あまり煮過ぎないことで生まれる
あの歯ごたえが魅力です。
「タケノコそば」というのが別メニューであるのも、なるほどうなずけます。
しかし、ここは平日8時まで、土曜に至っては5時までです。
ソワレ後でしたら、やはり帝劇正面玄関を出て左に行った後、すぐに右に曲がり
直進します。大通りを渡り、宝塚劇場に行く道の左手前に「客家(クーチャ)」という
中華料理屋があります。ここの鳥そばが結構あなどれません。チンタン(澄み切った)
スープの中に鳥の旨味が午前八時の山手線(ぎっしりと言う意味らしい・・・)です。
弱火で時間をかけじっくり丁寧に煮込めばチンタンスープになります。昨日見たラーメン
番組のナレーションで「トンコツなのに澄み切ったスープ・・・」の一節がありました。
「ふん、だからシロウトさんはこまるよ・・・」
なんて、思わず吐いたはるパパです。いわゆるトンコツラーメンの真っ白いスープは超
『強火で長時間煮続ける』から白濁するのです。
客家で、もしお友達と一緒にこの鳥そばをすすったら、
「うーん、丁寧でいい仕事してるわねぇ・・・」
と、つぶやき、ここら辺のウンチクを語ってあげましょう。
八角の香る「牛筋煮込み」、定番の海老マヨ、ハチノス(牛の二番目の胃袋)煮込み、
等々一品料理、そしてチャーハンも絶品です。
青島(チンタオ)ビールで喉を潤したら、箸休めにザーサイ(200円!)を
つまみながらカメ出し紹興酒の共で、さあいただきましょう!
PS
銀座にあるらしい「船見坂」という塩ラーメンの店、正確な場所がわかりません。
情報あったら教えてください。

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