昨日は一幕一場から順を追っていき、結局、二幕の前で小返しになりましたが、あのままいけば通し稽古の勢いでした。
またしてもカルチャーショックです。
初日までまだ三週間以上もあるのに、ここではもう通せる。
しかも台詞をつっかえる人など誰もいない。
信じられません。
普通なら、うまくいったとしても一幕の通しぐらいでしょう。
凄いペースです。
稽古の量から言えば日本一なんではないでしょうか。
これに対抗するには(なんで「対抗」やねん!)秘密稽古しかありません。(おおっぴらにやれーや!)
私はスケジュール的に座員よりかなり優遇されていますから、その分、ちゃんと準備しておかないと、しめしつきまへん!・・・っていうか、格好悪いもんね。
さて、カルチャーショックと言えば、昨日はもう一つありました。
なんと、稽古に「まかない」が付いたのです。
映画の撮影でしたら食事が付くのは普通ですが、芝居の稽古では私の記憶する限り無かったと思います。
しかも、メニューは「すき焼き」でした。
稽古場には本格的な調理場があって、そこで座員がキャスト・スタッフ数十名分を用意するのです。
いやいや、美味かったですよ!
そして、食事の後は再び稽古、私は先に帰らせてもらいましたが、座員達はまだまだやっていたようです。
俺って、「食い逃げ」かなぁ・・・(笑)
調理場の写真を撮ろうとしたら「乱入」してきた主演女優の宮崎祥子さん。あんた、セロリ持って何してんのん?
この方を含め、音楽座の女優には魅惑の声を持つ方が多々いらっしゃいます。
「どこで歌、勉強したの?」
と、聞けば皆さん、大してやっていないと言う。
ええっ!?それであんなに上手いん!?
持って生まれた「楽器」がいいんでしょうねぇ・・・
うらやましいです、「天分」っていうのは。
天からのおすそ分け、私もいただきたかった。
こちとら、なんぼ金を、どんだけ時間を使ったでしょう、レッスンに。
ま、天才に対抗する凡庸は、ひたすら地道にやるしかないですね。
今日は衣装合わせだから、久しぶりに歌レッスンみっちりやってから行こうっと。
「力抜いてやってね」
「アイラブ坊ちゃん」好評受付中!
http://star.ap.teacup.com/harupapa/1599.html#comment

8