haruhisaって?

　１０月２７日（金）１９時から、広島市西区民文化センタースタジオで、フォルクローレの巨匠、エルネスト・カブールさんのライブがあったので行って来ました。
　このライブは、私のフェイバリット・フォルクローレギタリストの木下尊惇さんよりご連絡をいただいていたものです。１０／２４にも岡山市でライブがあったのですが、最近の私はいろいろと忙しいため、やっと広島公演に行く事ができました。もちろん、木下さんも共演されました。カブールさんは、木下さんの師匠です
　それよりも何よりも、生ける伝説であり巨匠のエルネスト・カブールさんの演奏を生で観るのは初めてだったので、最高に楽しみにしていました

　ライブは、２部構成で、カブールさんはアルマジロの甲羅で作られた南米ボリビアの弦楽器チャランゴを中心に演奏しました。また、カブールさんが考案した様々な楽器の紹介もありました。木下さんは、ギターと、やはりカブールさんが考案したムユムユギターを演奏しました。ムユムユギターは、ギターの表側に６弦、裏側に１２弦の弦が張ってあって、演奏しながら、ギター自体をひっくり返しながら演奏するというとんでもないギターです。ロック・ギタリストのジミー・ペイジが、「天国への階段」を演奏する時に、やはり６弦と１２弦のダブルネックのエレキギターを使っていましたが、カブールに言わせるとあれは邪道だそうです。人生には、表と裏があるので、ムユムユギターの方がすばらしいそうです
　カブールさんは、本当に世界的な巨匠なのに、何もしていなければ普通のおじさんで、冗談なのか本気なのかよく分からないぐらい気さくな人でした。でも、演奏に入るとやはりものすごい人でした。１部は、カブールさん考案の楽器の紹介なども交え、どちらかというとフォルクローレあるいはラテン音楽の入門編的な内容だったかと思います。しかし、２部は、カブールさんの曲だけでなく、クラシックのリムスキー・コルサコフの「熊鉢の飛行」も演奏しました。「熊鉢の飛行」でのカブールさんのチャランゴの速弾きは、ロック・ギタリストのイングヴェイ・マルムスティーンよりもはるかに速く、私はジェフ・ベックの「スキャッター・ブレイン」を生で聴いた時と同じような衝撃を受けました。いずれにしても、ものすごい衝撃と感動の一夜でした

＜セットリスト＞
−第１部−
１．CARNAVALEANDO（E.Cavour/R.Cuiza）
２．SUBIENDO（E.Cavour）
３．PIEDRAS PEREGRINAS（E.Cavour）
４．カブールさん発明の楽器紹介と演奏
５．DANZA DE LOS WITITIS（E.Cavour）
６．LA ROSA Y EL VOLCAN（E.Cavour）

−第２部−
１．アンドレス・ワイジャ（E.Cavour）
２．DE LAS MONTANAS A LA SELVA（E.Cavour）
３．LA RECONTRA ROTA（E.Cavour）
４．熊蜂の飛行　EL VUELO DE MOSCARDON（Rimsky-Korsakov）
５．SERE TU SOMBRA（Tred.Venezolano）
６．LOS ALARACOS（E.Cavour）
７．GALLITO CAMPESINO（E.Cavour）
８．DON ISAAC（E.Cavour）
９．KURUKUTA（E.Cavour）
−アンコール−（曲名不明）

今日は、倉敷の音楽舘というライブハウスで、フォルクローレギター&チャランゴ奏者の木下尊惇さんのライブに行きました。今回は、クラシックギター奏者の松下隆二さんがゲストでした。
木下さんのパーカッシブなラテンギターと松下さんのクラシックギターの二重奏は、なかなか面白かったです。
素晴らしいミュージシャンによる生音のライブは、私にとっては欠かせないものになっています。

フォルクローレ・ギター＆チャランゴ奏者の木下尊惇さんのライブがあったので、倉敷の「はしまや」というライブハウスに行ってきました。
ライブハウスといっても、もともと米蔵だったところを改造した物です。
木下さんを知ったのは、アルパ奏者の上松美香さんと以前共演されていたのがキッカケです。それ以来、メールをいただくようになり、ホントにしばらくぶりにライブに行く事ができました。
以前も同じ「はしまや」で、NHK BS-hi「美しき日本〜百の風景」のテーマソングで共演された歌手のYaeさんとのライブがあったので見に行きました。ここでは、PA・マイクを全く使わず、完全な生歌・生の楽器の音が楽しめます。Yaeさんとの共演も鳥肌物だったんですが、今回はパーカッションの渡辺亮さんとの共演でした。渡辺さんは、世界各国の打楽器をあやつるすばらしいミュージシャンです。今回は、ニュージーランドでの演奏旅行から帰ってすぐ倉敷に来られたようです。

もともと米蔵だった空間は、木の温もりが伝わってくるようで、今回のようなアコースティックライブでは、最高の雰囲気を作ってくれます。
普段はデジタルな生活をしている私ですが、木下さんたちに出会って、本当の生の音のすばらしさを実感する事ができるようになりました。
私は、今月はアコースティックな月と決めているので、まだまだアコースティックでアットホームなライブに行きますよ〜！