自閉症の息子と共に歩みながら、沢山の仲間や支援者に支えられてきました。そしてきっと、これからも〜
自閉症の息子と出会い《ジヘイショウ》を知りました。様々な出会い、失敗、成功・・・過去を振り返りながら今を綴ります。そして今、私たちの暮らす社会との架け橋になろうと思います。
【登場人物】アイボ:自閉症(カナータイプ) コアカ:アイボの姉 アカギ:父 ハレハレ:母(管理人)
2007/6/23
高2の娘(コアカ)から『お母さんはあの時私を見てた?』
あの時とは、中学時代を差しています。ちょうど思春期真っ盛りの頃でした。
コアカは物わかりの良い子で、姉として本当に大きな力を貸してくれました。(現在も)
勿論コアカに対しても惜しみない愛情を注いできたつもりですが・・・。
障害を持つアイボには、小さな変化でも“良くできたね”なんて大げさに喜びを表現出来たからといって、定型発達のコアカにはすべてが当たり前で同じようには出来ませんでした。
話を聞く、学校行事には顔を出す、二人だけの時間をつくる(買い物など)などは、していましたが・・・・。
“この子はいい子”という私の大きな過信がありました。
今頃わかったのですが、これは彼女にとって重い十字架になっていたようです。
小学校時代までは、表現してくれても思春期真っ最中になると、なかなか表現してくれませんし人間関係も複雑になります。
“親に心配かけたくないという”コアカの優しさでもありました。
最初の問いに、
『ごめんね、気づいてあげられなくて。でもお母さんはいつもコアカを信じているよ。』
いい子、お利口さんを期待していた私。
馬鹿な親です。
ずっとアイボの事やサークルの事で、いっぱいいっぱいだった私に弱さを見せることが出来なかったのです。
近頃、アイボが落ち着きホットしていたら・・・いきなりだったので驚きました。
いや〜〜〜〜子育ては難しいですね。
愛情や手を均等にかけろとは聞きますが、本当ですね。
子供は親を見抜いています。
そして私にも親がいて、“心配をかけたくない”と思っています。
まさに“親は子を、子は親を思う”のでありました。
日々の生活で、見逃してしまいがちな些細なことを、見逃さずにしていきたいですね。

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投稿者: ハレハレ
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