自閉症の息子と共に歩みながら、沢山の仲間や支援者に支えられてきました。そしてきっと、これからも〜
自閉症の息子と出会い《ジヘイショウ》を知りました。様々な出会い、失敗、成功・・・過去を振り返りながら今を綴ります。そして今、私たちの暮らす社会との架け橋になろうと思います。
【登場人物】アイボ:自閉症(カナータイプ) コアカ:アイボの姉 アカギ:父 ハレハレ:母(管理人)
2008/2/3
この地で最初に通院したのが、近くの小児科K医院でした。(アイボ3歳)
先代のお父さんが開業され、引き継いだ先生です。
アイボを連れていくと、障害に気づかれました。
もう療育に通っていた時期でした。
K先生:『僕も、彼らの仲間だよ。どうも学校時代が嫌でね、何度も退学させられたよ。でも、必至で勉強したんだよ。ある大学病院に専門の先生がいるから、M先生を尋ねなさい。』
『医者は優しくないとダメなんだよ』
『お母さん頑張っているね、僕も応援するよ。ポカリなんてどう〜付き合で一杯もらうから、サークルで使いなさい。』
『自閉症で、悩んでいるお母さんがいるんだけど、あなたを紹介していいかな』
切り傷で相談したときには、
『整形外科(IN先生)を紹介するよ。すぐに対応してもらうように、電話しておくから・・・』
たまにご機嫌のよし悪しはありましたが、素敵な先生でしょ。
お年は、私より少し上かな。
集団からはみ出さないように、教育された時代です。(今も???)
自転車から転び、額を切ったときには、いきなりある整形外科を尋ねました。
頭から血をながしているのですから、見ないわけにはいかないだろうと。
ものすごく混んでいましたが、アイボは予想通り大暴れ。
看護婦さんと3人がかりで押さえて、処置していただきました。
抜糸の時にも大騒ぎでした。
そしたら、I先生いきなりアイボに平手打ち、すごんだ隙にハリを抜きました。
I先生:『もし、また困った時には、ここへ来なさい。待ってるよ。』
暖かい言葉でした。
歯医者さんも大変なので、障害者を受け入れているお医者さんに行っています。
歯医者さんが大嫌いなアイボを納得させるのは、ほんと大変ですので、足が遠のきがちなのですが・・。
中学になってから歯垢がたまっていたので、予約をいれました。
アイボには、スケジュールで伝えています。
歯科医:『まぁ〜最近こんなことをする人多いのよね。どうすればいいのか、見せてもらおうじゃない!写真撮るんでしょ!好きにしなさい!』
そう横柄な態度をとり、その日は診察をしませんでした。
翌週、気が重かったのですが、行くと・・・今度は打って変って、優しい態度。ベテランの歯科衛生士さんに怒られたそうです。
以前から、気性が荒い先生だと思っていましたが、そこ以外に行くところがありません。
その時期、ある団体が自閉症の歯科治療の実践として、講演会を開いていたのです。とんだ、とばっちりでした。
最近、アイボが爪のささくれから化膿があり、最初に紹介してもらった、整形外科を尋ねました。
あの頃はまだ小さかったアイボも、今は行動が目立ちます。
IN先生:『また来たの!』
冷たい言動に、“好きで来ているわけではない”と心の中でつぶやきました。
医師の大半が、あまり自閉症を知らないそうですね。
本当に詳しい先生は、まだまだ少ないと聞きます。
親がどんなに気をつけていても、風邪もひけば、怪我もします。
優しいお医者さんが、増えますように〜と願います。

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投稿者: ハレハレ
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