自閉症の息子と共に歩みながら、沢山の仲間や支援者に支えられてきました。そしてきっと、これからも〜
自閉症の息子と出会い《ジヘイショウ》を知りました。様々な出会い、失敗、成功・・・過去を振り返りながら今を綴ります。そして今、私たちの暮らす社会との架け橋になろうと思います。
【登場人物】アイボ:自閉症(カナータイプ) コアカ:アイボの姉 アカギ:父 ハレハレ:母(管理人)
2009/12/2
春、児童相談所から来られた方は、幼児期あるグループ指導でお世話になった方でした。
療育にも関わっておられ、考え方は、TEACCH反対派でした。
『急ぎ過ぎる。発達には段階がある。』
随分前ですが、そんな話しをされといました。
幼児期、この方が、アスレチックがいいといえば、その通りにしたものです。
あれから、長い年月を重ねました。
自ら、求め実践したTEACCHは、とても奥が深く、アイボには有効なものでした。
『これだけ支援してもダメなんだ。』
春に来られた時、ポツンとつぶやきました。
アイボを育てるためには、技術だけではなく、彼の成長を信じ、伝え、待ち、繰り返し、忍耐…の日々でした。
アイボの一番の理解者であり、支援者だと自負しています。
ところが、思春期から、側で見守ることに壁があります。
母の役目は、そろそろ終わる頃なのでしょう。
アイボの混乱は、薬の合う、合わないも関係していますが(後になってわかるのです)、
母に甘え、依存するわりに、反発もありました。
自己中心で、周りは振り回され、調節が効きませんでした。
愛情、技術、忍耐だけでは、ありません。
託す人、第三者の介入が必要なのです。
“この子たちには、沢山の親が必要です。”
あるNPO団体のキャッチコピーです。
成年期を明るく過ごすために、大切なことなんですね。
今、すごく身に染みています。

0
2009/12/2
とても〜静かです。
今まで、世話しなく歩んで来たせいか〜
慣れません。
こんなに楽をしていていいのだろうか〜
洗濯物も、食費も少なくなりました。
アイボにかかる費用は、別にあるわけで…
遊んでもいられないね。

0
2009/12/2
職場に復帰しました。
担当を持っているので、迷惑をかけた方にお詫びをしました。
すると
『大変だったわね。よく離したわね。気持ちを紛らわすためにも、仕事した方がいいね。』
胸が熱くなりました。
この方の御主人は、福祉課に勤務されていて、私とは面識がありました。
身内にも、障がい者がいて、たまに面倒を見ているそうです。
お昼、お菓子を頂きました。
『これ、主人が買って来たの〜』
そう言って渡されたクッキーは、ある授産施設で販売されたものでした。
何だか、心が軽くなりました。
さて、頑張ろう!

0
1 | 《前のページ | 次のページ》