自閉症の息子と共に歩みながら、沢山の仲間や支援者に支えられてきました。そしてきっと、これからも〜
自閉症の息子と出会い《ジヘイショウ》を知りました。様々な出会い、失敗、成功・・・過去を振り返りながら今を綴ります。そして今、私たちの暮らす社会との架け橋になろうと思います。
【登場人物】アイボ:自閉症(カナータイプ) コアカ:アイボの姉 アカギ:父 ハレハレ:母(管理人)
2007/10/30
今、アイボの成育歴や親の思いをまとめています。(プレゼン)
どんな行動をしていたのか、年齢ごとに写真を入れています。
まとめて見ると、環境によってアイボの行動が、ものすごく変わっていることに驚かされました。
でも、小さな頃のアイボがかわいい!写真選考には、時間をかけましたよ!(^^)!
さて仕上がりまして、娘コアカ(高2)が通りかかりました。
娘:『何やってるの?アイボのなんてどうするの?あいつ大変な奴じゃない?』
私:『ある会で発表するんだよ。これから障害児教育に関わりたいという学生さんには参考になるかもよ。一人一人違うから、これはアイボ偏。』
娘:『ふーん・・・アイボは小さい時から、何にも変わっていないように思うけど。それより、変わったのはお母さんだよ!保育園に通っていた頃かな?すごく昔、見ていて“この人大丈夫かな?”って思ってた。ヒステリックになったり、あはは・・今も時々ある?それが、“今は何でも来い!”って感じで強いよね〜〜〜』
『え????
』
驚きでありました。見破られておりました。
この頃、娘は幼稚園の年長から小学校低学年でした。
思えば、この地に転勤(12年前)でやってきて間もなく、アイボの障害が見つかり、友人も無く、土地感も無く、親には心配をかけまいと必死だった頃です。
引っ越しなんかしなければ良かった!と当時は思っていましたね。
周りの支援者や地域の視線が冷たく思えたりして、同じ屋根の下に暮らせばわかりますね。
アイボの変わらないのは笑顔やひょうきんさ、用心深さ、小心者、イヤは体一杯で表現することかな。
たくさんの方々に助けられ、それなりに成長発達してきました。
家族も関わり方を学んだことで、混乱を未然に防げるようになりました。
アイボ(カナータイプ・孤立型・聴覚過敏)にとっての集団は厳しいものでした。
理解する前は、“みんなと同じ”を望み、期待を裏切られては、落ち込んでいました。
でも“アイボにとって最良”を考えるようになってからは、行事一つ無理をさせませんでした。
集団、特に学校や幼稚園などで、今も親の思いと、本人の思いがぶつかり合うのでしょう。
私もたくさん失敗し、常に子育ての困り感があったから、アンテナを高くして情報を集めてきました。
きっとこれからも〜〜なんでしょうね。
成人期の安定と幸せを願って、まだまだ手が抜けませんね。

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