自閉症の息子と共に歩みながら、沢山の仲間や支援者に支えられてきました。そしてきっと、これからも〜
自閉症の息子と出会い《ジヘイショウ》を知りました。様々な出会い、失敗、成功・・・過去を振り返りながら今を綴ります。そして今、私たちの暮らす社会との架け橋になろうと思います。
【登場人物】アイボ:自閉症(カナータイプ) コアカ:アイボの姉 アカギ:父 ハレハレ:母(管理人)
2007/10/20
奈良エリート少年自宅放火事件の真実 「僕はパパを殺すことに決めた」(著者 草薙厚子)
この事件は2006年6月20日におきました。当時少年犯罪として大きく報道されましたので、記憶に残る事件ですね。
この本の著者は、現在供述調書の引用で罪に問われていますが、この本を出すにあたりかなりの決意をしていることがわかります。
“次の悲劇を繰り返さぬように”
増える少年犯罪と壁、コウハンセイハッタツショウガイ、育ち・・・。(はっきりとした診断は出ていない)
本書には何度も“パパを殺す”と云う言葉が出てきます。
父もまた怒る時に“殺す”と云う言葉を使っています。(言葉のたとえでしょうが)
父の劣等感、思いこみ、愛情、期待・・・かなり偏って育てられます。
過激な監視と暴力。
エリートゆえに背負わされたもの、連鎖するおもり・・
著者は“子供は親の所有物ではない”といいます。(その通り!!)
この本を読んで何が大切なのかを改めて考えさせられました。
ショウガイ名をメディアが大きく報道すれば、また新たな問題や誤解を生じ兼ねませんが、少年法に守られ表に出なければ同じ悲劇を繰り返すかもしれません。
育ち、何を大切にするのか?
医者になること?有名な学校に入ること?誰かに負けないこと???
学びは勉強だけではありません。
先日参加した心理講座で感じた事なのですが、「〜ねばならない」にとらわれ、ガンジガラメになってしまうのかなぁ〜誰に負けたって頑張っている自分をもっと愛してあげればいいのに・・・と。
お医者さんか〜〜〜誰でもなれるものではありませんが、横柄な態度の方などに出会ったことありますけど、そういう方は尊敬なんてできません。
どんな職種や民族、肩書き?人間の尊厳や価値に変わりはないと思うのですが・・・。
もっとありのままを大切にして、本人が“やりたい”そう思えることが大きなエネルギーになるのではないでしょうか?
著者が伝えたいことやメッセージを受け取り、一発達障害児を持つ親として息子に接していこうと思います。

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