自閉症の息子と共に歩みながら、沢山の仲間や支援者に支えられてきました。そしてきっと、これからも〜
自閉症の息子と出会い《ジヘイショウ》を知りました。様々な出会い、失敗、成功・・・過去を振り返りながら今を綴ります。そして今、私たちの暮らす社会との架け橋になろうと思います。
【登場人物】アイボ:自閉症(カナータイプ) コアカ:アイボの姉 アカギ:父 ハレハレ:母(管理人)
2007/10/14
土曜、日曜と2日間連続で、アドラー心理学講座を受講してきました。
10時から4時まで長い講座でしたが、講師のテンポのよい話とアドラー心理学は飽きることがありませんでした。
会場には、20代から70代位まで実に広い年齢層の方が参加され、グループ別に様々なテーマで話し合いながら進められていきました。
心理には以前から興味はあったのですが、私にも気になることがありました。
昔からよく“あなたはなぜ私に〜してくれない”とか“〜して当たり前”などと云われることが多いのです。
その方に良かれと思って行動しても、当たり前と思われているので、予想外の行動で返ってきます。

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2007/10/12
我が家には自閉症関連の本やビデオがたくさんあります。
アイボは教育テレビと、ある講演録ビデオを切り替えて交互に見ています。
講演録ビデオは「自閉症とは・・」と語る場面を繰り返しています。
どうも講師が手振りを使い、TEACCHプログラムが世界に広がったことを熱く語る場面が気に入ったようです。
私は何見てんの?と近づくと、アイボは『ジヘイショウ』と云いました。
エコラリア?我が家ではよく耳にする言葉かもしれません。
『アイボ、あなたはジヘイショウなんだよ。ジヘイショウって、かっこいいんだよ!』
そう話しました。
アイボは“かっこいい”に答えたのか、にっこり微笑みました。
まぁ〜理解したか、しないかは、さて置いてかっこいい自閉症になりましょうね!

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2007/10/10
久し振りに、バス停から歩いて帰らせました。(支援付きで・・)
心配なこと山のようにあるので、ヘルパーさんに支援をお願いしました。
どんなポイントで、どんなことをするのか?地図を書き、要点をまとめFAXしました。
ヘルパーさんが支援しやすいというのは、アイボにとっても最高ですよね。
本人には、首からカードを下げ見通しや約束を伝えてあります。
登校の際には、もう一度確認!納得した表情でした。
出先にヘルパーさんからメールが届きました。
『今、ご自宅に着きました。時々後ろを振り返り笑顔を見せながら、普通に歩いてくれました』
普段は後ろなど振り向きもしません。
『○○さんといっしょにかえります』がしっかり伝わって良かったです。(^^)
地図の中にある文章は、支援のポイント!箇条書きです。
下半分は、困ったときにはこんな風にしてくださいね!とまとめてあります。何が起こるか分かりませんので、対策は丁寧にしました。

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2007/10/9
それは、耳栓です。
ちょっとざわついた場所(スーパー・デパート・バスの中など)に行くと、『おみみ』と耳栓を要求します。
無くなると大変なので予備は用意して置きます。
帰るとポイ!と適当に置くので、耳栓専用のフックを作りました。
朝は帽子と一緒に耳栓も自分から付けます。
学校など集団化を指導に入れますが、アイボのように孤立型で聴覚過敏を持つ子にとっては、拷問であります。
適切な支援があって参加できるのです。
もし、何の支援も無く集団に放り込んだら、パニック→強度行動障害への階段を登っていたことでしょう。
その階段への危険性は、常に頭の隅にあります。
そうなってもおかしくない予備軍でしょう。
傷つかないように〜はみ出さないように〜伝えながら〜
まるで風船に空気をいれるような作業です。

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2007/10/8
まさに秋晴れのお天気です。
良く行く井頭公園に出かけました。
甘いバラの香りやキンモクセイの香り、さわやかな風、雲ひとつない空、林の中は木漏れ日が差し込んで五感一杯で秋を満喫してきました。
しかし・・・このあと大変なことに
アイボの体力は、もうとっくに親を抜いています。
出発からほどなくして、ついていけなくなり見失ってしまったのです。
大体コースが決まっていて、お気に入りの場所やアイボが待つポイントがあるので、何の心配もなく秋を満喫していたのです。

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2007/10/6
ある研修会で若いお母さんが、
『自閉症を学んで息子のことを理解出来た時には楽しかったのに、今は逆に苦しい〜』
とても一途で、よく勉強していて、人を助けたいと熱く語られました。
〜肩に力入っているなぁ〜〜と感じ、数年前の自分の姿を重ねていました。
我が子を理解できると支援法が見えてくるのですが、それを支援者に伝えないとダメなんですよね。
ところが、理解のある支援者とは限らないのです。

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