さて、時間が空いてしまいましたが、国道に別れを告げ涼しげな山道へ。
8kmほど暑い中を登ってきてやっと林道に入ると、結構涼しく登りとはいえ気持ちよく感じる。あと5〜6kmか、約束の1時までには楽勝だろう。
Chakoさんと、やっぱり林道に入ると涼しいね、とか、この調子なら間に合うかなあとか話しながら登り進める。ここでも、男の子は前を牽かねば。
しかし、ここでも必要以上に私のお尻をせっつくChako嬢、ふと昨夜の女王様振りが脳裏をよぎる。
ちょっとの急勾配でちょいと差を広げる。しかし、なぜかまた人生を振り返ってしまう私。するとすぐに背後に気配を感じる。
私の好きなタイプの女性は、突き放してなお喰らいついてくるタイプ。スキーに行って、
「きゃー」って転んだと思ったら「起こしてぇ」みたいな目で見るぶりっ子は苦手である。
「大丈夫、どうやって起きたら良い?」
これが良い。今後も一緒に滑っていけそうだと思う。
自転車でも同じ。必要以上の手助けを拒むような走りをする人は、やはり一緒に走っていけそうだと思う。
話はそれたが今回の女性ライダーは皆そんなタイプ。また一緒に走りたいね。
さて、男の子(50を目の前にしてはいるが)としてはちょっと位差をつけないと。
頑張って前を牽いて国道から5kmほど走ったところにやっと看板が・・・
かー坊たちと別れた茶屋まで1kmちょっとだ。
ん、待てよ。茶屋から昼処の大平宿までもう少しなかったか?木曾峠なんてものがあったような・・・
考えているうちに茶屋に到着。

考えてもしょうがないのでとりあえずアルプスの山々を眺めながらChakoさんを待つ。
ここから大平宿までもう6kmあったようだ。残り時間20分ほど。Chakoさんにそのことを告げ先を急ぐことにする。
そろそろ上りもお腹一杯になった頃、木曾峠手前の幽霊トンネルが見えた!あそこを過ぎれば後は下り!トンネルの手前の霊園がちょっと気になりながら幽霊トンネルを通過。不気味さを紛らわすために訳の分からない声を発しながら。
さあ、あと10分を切ってるぞ。疲れきった足をぶんぶん回しながら下る下る。景色なんぞ見てる暇も無く。
お〜っ、見えてきたぞ!時間はどうだ。2〜3分を残し到着。良かった約束までに間に合った。おっと、相方のChakoさんを忘れていた。
待っていると、見えてきた。ジャスト1時!頑張ったねChakoさん。
後続のチームメタボリックとずんこさんも程なく到着し、サポートカーのピックアップは無し(ん?国道から林道の入り口でサポートカーに誰か乗ってたなあ)さあ、美味しい昼食だ!
きのこ博士の旦那さんとそのお友達のおかげで、見たことも無いでも美味なきのこと美味しい肉ですき焼き。上がりにはうどんと、とても食べきれるか分からないほどの量。しかし、まだまだ、この他にきのこ汁が出てくるはしまいにはご飯も炊いたから食べてくれ、とご主人。そんな無理〜とみんなでご主人に謝って許してもらう。
2時間ほどの昼食を終えさて帰りますか。
裏幹事から、ここから飯田峠まで去年もレースになってたなあ、なんて悪魔のつぶやき。もう疲れたから、なんて思っていても相手がいるとついついと。あおさんとかー坊が仕掛けてくればついて行くっしょ。
しかし、先の見えない峠道。疲れた足でちょっと突き放されるともうついていけません。往路と同じ峠のピークを目の前に帰りも山岳賞を奪われる。
仕方が無いので下りは景色を堪能しながらゆっくりとね。
久しぶりの山岳コースでとっても疲れたけど、とても最高のサイクリングでした。また来たいね。
このあと宿へと帰りついた面々と、始まった宴。今日も今日とて良く飲んでよく食べてそして良く漕いだなあ。綺麗な景色と美味しい空気と食べ物、酒。そして愉快な仲間たち。また遊んでくださいな。

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